さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

起業とか資格とか。趣味や思い出話など いろいろランダムに

張飛の妻と2人の娘

よしをです。 三国志の英雄・張飛といえば、豪快無双の武将として知られ、 三国志演義には、 豪勇の士である反面、思慮が浅い酒乱として、やや滑稽に描かれ、 その容貌は「身長8尺、豹頭環眼、燕頷虎鬚」と描写されています。 主君の劉備、義兄の関羽ととも…

見たことのない景色を書く

よしをです。 歌川広重の出世作「東海道五十三次」が描かれたのは1833年、 広重37歳のときでした。 その前年に京都に旅して構想を得たとされていますが、 実際には広重は旅行をしていないという説が有力です。 まず箱根の図には存在しない巨石がそびえ…

宗教と民衆蜂起の中国史

よしをです。 中国の王朝交代においては、 ほぼ例外なく、民衆蜂起が関わっています。 秦末の陳勝呉広の乱、王莽の新王朝の赤眉の乱、 唐末の黄巣の乱などがありますが、 中近世では、宗教団体の扇動による反乱が目立っています。 白蓮教は、南宋時代に誕生…

消えた帰雲城

よしをです。 天正13年(1586年)旧暦11月の深夜、大地震が発生し、 近畿から東海、北陸にかけての広い地域に被害をもたらしました。 それは、のちの1891年10月28日に発生した、 日本最大の直下型地震である、濃尾地震(マグニチュード8.…

朝日新聞は間違いを認めない

よしをです。 本多勝一氏が編集した「中国の旅」は、 1971年、朝日新聞に4部にわけて連載され、文庫化もされました。 この本は、戦時中の日本軍のルポルタージュであり、 残虐で非人道的な日本軍の姿が、執拗に語られています。 「中国の旅」は、学校の…

改憲論議ができないなら筋を通せ

よしをです。 このブログでは、 朝日新聞をはじめとするマスコミと左派野党がタッグを組んで、 森友や「桜を見る会」問題、武漢肺炎への政府の対応など、 政府の瑕疵を掘り出しては糾弾するという一連の事象の目的は、 ひとえに、かれらが、安倍政権が考えて…

伝統は現代に

よしをです。 天下統一を目前にして、豊臣秀吉の視線は、大陸に注がれていました。 秀吉は、朝鮮に特使を派遣して、 朝鮮国王の宣祖の参内を、二度三度と要求しました。 朝鮮は、秀吉の天下統一の祝賀として、通信使の日本派遣を決定し、 正使に黄允吉、副使…

孔子学院の現在

よしをです。 2004年に創立された孔子学院は世界154か国に支部をもち、 大学にあたる「孔子学院」が5000か所、 小学校~高校を対象とした「孔子課堂」が1200か所あり、 日本国内にも17か所(孔子学院、孔子課堂の合計)あります。 これらは…

みかんのルーツ

よしをです。 いつもぶらぶらしている与太郎に、 八百屋の主人が、かぼちゃを売る世話をしました。 「大きいのが13文、小さいのが12文が元値だから上をみて売るように」、 と教えて与太郎を送り出します。 路地裏に入った与太郎は、天秤棒がつかえて動け…

ガリバー旅行記が暗示する人間性

よしをです。 1726年にイギリス作家スウィフトが書いた「ガリバー旅行記」は、 子供向けの作品として、世界中で多くの人に愛読されています。 主人公のガリバーが航海中に遭難し、たどり着いた未知の国々で、 不思議な体験をするという物語で、 ガリバー…

社外取締役という存在

よしをです。 会社とまったく関わりのない人物が、ほとんど責任を問われることもなく、 経営に対してあれこれ意見をいうのが、社外取締役という存在です。 上場企業であれば、2人以上配置することが義務付けられています。 このような制度が生まれた背景に…

妻は強し

よしをです。 諏訪部定勝は、関東の勇・北条氏邦が率いる秩父衆の重鎮であり、 勇猛果敢な豪将として知られていました。 当時の関東北部は、 北条氏と武田氏、上杉氏という、3つの強大な勢力が拮抗していました。 諏訪部定勝は、北条領の西関東の重要拠点で…

独裁政権の崩壊

よしをです。 1989年のクリスマスに、ひとりの独裁者が銃殺刑に処されました。 ニコラエ・チャウシェスクは、 1918年にルーマニアの農民の子どもとして生まれました。 11歳のときに、当時、非合法の共産主義に触れ、魅せられていきます。 1932…

韓信の慢心

よしをです。 韓信は別動隊を率いて、破竹の勢いで中国全土を席巻し、 魏(現在の山西省)に続いて、趙(河北省南部)を下し、 燕(河北省北部)を平定しました。 この間、劉邦は項羽と対峙して、終始不利な状況に置かれていました。 劉邦は韓信の参戦を求め…

見たことのない景色を書く

よしをです。 歌川広重の出世作「東海道五十三次」が描かれたのは1833年、 広重37歳のときでした。 その前年に京都に旅して構想を得たとされていますが、 実際には広重は旅行をしていないという説が有力です。 まず箱根の図には存在しない巨石がそびえ…

死屍に鞭打つ

よしをです。 中華世界では、古来から死者を辱める行為が知られていて、 善人も悪人もみな、人は死ねば神になり、 死者を冒涜すれば、その報いは自らに返ってくるという日本人の死生観とは、 相いれないものがあります。 日本では、政争などで敗れ、この世に…

産業構造が激変するきっかけになる

よしをです。 アメリカは、第一次大戦において連合国に物資を提供し、戦費を融資して、 さらには戦後、ヨーロッパ諸国の復興を支援し、大きな利益を得ました。 1920年代のアメリカは、まさに繁栄の時代でした。 1929年10月29日水曜日、 アメリカ…

マキャベリの悲しみ

よしをです。 マキャベリの「君主論」の一節に、 「優柔不断な君主は、当座の危険を避けようとして、中立の道を選び、 大抵失敗する」とあり、わたしは、この言葉を座右の銘としています。 決断できることが才能の大きな要素であり、 その結末についても、自…

阿波の人形浄瑠璃

よしをです。 世界各国にある人形劇を、少し紹介したいと思います。 フランスの「ギニョール」は、17世紀ごろ、イタリアから伝わったとされ、 もともとは労働者の娯楽としてはじまったドタバタの風刺劇でしたが、 現在は子ども向けの娯楽として、上演され…

春画の世界

よしをです。 春画は、しばらく前までは、言葉に出すのも憚られる存在でしたが、 近年は春画の展覧会などもおこなわれ、 美術品としてのポジションを獲得しています。 春画に描かれているのは、男女の営みだけでなく、 同性同士のものや、動物や妖怪との絡み…

時事放談と人生幸朗と父の思い出

よしをです。 これまでのブログの記事を掘り起こしてみると、 歴史や国内外の情勢などの話題に偏り、 表題の「卒サラ」とは変化してきているように感じています。 こういう分野に興味があったのかと、われながら驚き半分ですが、 これまで書き続けてきて積み…

古文書解読ソフト

よしをです。 日頃から、AIという言葉が好きになれず、 常日頃「日本語で『人工知能』といえばいいのに」と思っています。 人工知能の発展は目を見張るものがあり、 古文書のくずし文字を90%解読するというソフトが開発されたという、 記事を見つけまし…

謝罪の儀式

よしをです。 先日、広島県の選挙違反事案にからんで、現金を受け取った某市長が、 頭を丸刈りにして謝罪会見に臨み、その後辞職しました。 なぜか、日本では反省の意思を示すために、 頭を丸めることがおこなわれています。 過去には、年金未納が発覚し、民…

ある引退の姿

よしをです。 石川丈山は、本能寺の変の翌年に、 徳川家康に仕える石川信忠の長男に生まれました。 幼い頃から武芸を学び、身長6尺6寸(190センチ)の大身であり、 家康の側近である本多正信が叔父にあたることから、 丈山には生まれながらに、エリート…

戦後民主主義の亡霊

よしをです。 戦後まもなく、日本はアメリカの監視下にあり、 アメリカの指導のもと、憲法や教育制度がつくられました。 日本はアメリカからの属国状態から脱して自立することを望まず、 豊かさや不戦を自ら選択して、奇跡的な経済成長を果たしましたが、 そ…

地名の警告

よしをです。 7月豪雨は、九州や中部地方だけでなく、 各地に洪水や山崩れの被害を発生させました。 被害に遭った地区は、過去何度も同じ災害が発生しているところです。 さまざまな事情はあるのでしょうが、災害が落ち着いたあと、 また同じ場所に住み続け…

さようなら五島勉

よしをです。 1999年7月に人類が滅亡するというショッキングな予言により、 日本で世紀末ブームをおこした「ノストラダムスの大予言」の著者、 五島勉氏が今年の6月、90歳で亡くなりました。 「ノストラダムスの大予言」が1973年に出版されると…

懐かしのM資金

よしをです。 不謹慎ながら、久しぶりに懐かしい気持ちになりました。 今年7月に、神奈川県警がM資金詐欺容疑で男3人を逮捕したという ニュースを目にしたからです。 男らは「基幹産業育成資金」という架空の資金の存在を騙り、 資金提供の名目で会社役員…

首都とコンプレックス

よしをです。 「仙台遷都などアホなことを考えてる人がおるそうやけど…(中略)、東北は熊襲(ママ)の産地で文化的程度も極めて低い」。 1988年のサントリー佐治敬三社長のテレビ番組での発言が、 大きな反響を呼びました。 熊襲(くまそ)とは、 古代…

出羽守今昔

よしをです。 大坂夏の陣で、難攻不落と謳われた大坂城が、ついに落城しました。 城内には、豊臣秀頼の正室であり、徳川家康の孫娘である、 千姫が残されました。 総大将の徳川秀忠(千姫の父)は千姫奪還を命じました。 家臣は目の色を変えました。 もし、…