いわゆるキラキラネームなど
よしをです。
はじめにお断りを。
いろんな考えがあると思いますが、反対意見の方には、
55歳の初老の妄言として、聞き流していただけたらと思います。
キラキラネームとは、一般的な読み方を無視した名前や、西洋風な名前、
キャラクターの名前などを、かなや漢字の当て字で読ませる名前です。
以前からは、少し落ち着いてきたようにも思いますが、
相変わらず、奇妙な名前を耳にすることが少なくないです。
息子・Kのさまざまな行事や外出時に、
同世代のお子さんや、その親と、接触する機会が増えました。
なかには、子どもの名前を呼ぶ母親の顔を、
思わず二度見してしまうような、珍妙な名前もあり…。
非公式発言ですが、
ある大企業の人事部署にいる、わたしの旧友によると、
多くの企業では、キラキラネームの学生は、採用しない方針だといいます。
理由は、
企業イメージがダウンすること、
当該の学生が、「教養のない家庭」に育てられたことの証明である、
という考え方からだそうです。
子どもの親は、おそらく、こんなことを考えているのでしょう。
「個性的であってほしい」
「変わった名前の方が憶えてもらえる」
「就職に有利」 ←(多分、不利ですけど)
名前と個性は無関係だと思いますし、
大切な子どもの名前に、
光宙(ぴかちゅう)とか、厳情夢(がんだむ)とか。
もう、疑いなく、児童虐待だと思います。
人生のスタート地点で、ハンデをつけられる子どもは気の毒です。
そういう可能性を少なくしてあげることが、親の務めだと思います。
子どもが、公の場で、自分の名前を呼ばれることや、
自己紹介することを恥じるとしたら、他人ながら、胸を締め付けられます。
以前、当ブログにおいて、
別テーマでお伝えしていますが(「貧困は遺伝する」)、
わたしは、これらの親が、正常な家庭教育を受けているとは思えないのです。
自分の名前にハンデを感じている人は、
家庭裁判所での審判を経て、改名する制度もあり、
そういう人を支援する弁護士もいるそうです。
名づけをした親にとっては、子どもに改名されることも、
また、悲しいことに思います。
今ではもう、キラキラネームとは言わないのかもしれませんが、
外国人風の名前は、とくに女の子に多いですね。
マリアとか、アンナとか、ラブ、ルナなど。
「世界で活躍できる人になってほしいから」
子どもの個性と同様に、
海外で活躍することと、名前は、全く関係ないと思うのですが。
海外で活躍といえば、
個人的には、まず日本語を覚えることが重要と考えているのですが、
相変わらず、幼児への英語教育が流行っているようです。
あるとき、NHK教育放送を観ていると、
幼児教育評論家が、
「幼児の言語能力には限界があり、2か国語を同時に教えると、
『小さなルー大柴』になってしまう可能性がある」、
と、指摘していました。
思わず、お茶を吹きました。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。