海外不動産投資について
よしをです。
さて、この分野には、まったく知見がありません。
不動産会社の宣伝や、書物やウェブなど、
とりあえず手に入るものから類推するしかないのですが、
個人的な不動産投資の経験から、分析してみたいと思います。
このところ、国内の不動産相場も落ち着き、
太陽光発電や不動産ファンドなど、従来型とは異なる投資スタイルにも、
投機的な高利回りが期待できない中、
注目が集まるのが、海外不動産投資です。
フィリピン、マレーシア、シンガポール、カンボジア、タイといった、
アジアの新興国への投資が人気を集めています。
海外不動産年のメリット、デメリットは以下のようになります。
(メリット)
・国内の不動産投資と同様、減価償却の活用により、節税効果が得られる
・利回りが高い
(デメリット)
・融資をしてくれる金融機関が少ない。融資の条件が厳しい
・現地情報の入手が困難
・カントリーリスクを考慮する必要がある
実際に購入する場合は、専門の不動産会社に申し込むか、
海外不動産のセミナーへ参加、もしくは不動産サイトなどで、
業者を選定して購入する、というルートが考えられます。
これらの不動産業者は、ほとんど中小もしくは零細企業なので、
信頼性は、計り知れません。
そこは自己責任としても、その先に考えなければならないのは、
物件の価格が、相当割高になることです。
物件価格は、現地向けの価格に、30~50%もの上乗せがある、
という情報もあります。
「土地勘」については、
国内の物件購入に当てはめれば、理解しやすいと思うのですが、
たとえば、自分が土地勘の全くない土地の不動産を買うかどうか、
というケースと同じです。
国内と異なる事情としては、
投資対象国のカントリーリスクも考慮する必要があります。
海外の不動産販売においては、
物件が完成する前から、販売されるケースが多いといいます。
立地や図面だけで判断して、購入を決めることになるのですが、
建物がいつまでたっても完成しないとか、業者が逃げてしまったなど、
日本では考えられないトラブルがおきる可能性があります。
不動産収入には、
インカムゲイン(家賃収入)、キャピタルゲイン(売却益)がありますが、
売却の可能性や手順が未知数なのも、不安材料です。
したがって、結論は、
・手持ちの現金で買える不動産を選択
・どのみちカントリーリスクはあるので、投資は高利回り商品に限定
の2点に絞られるのではないでしょうか。
表面利回り30%などという物件に巡り合えた場合、
4年以内に完全回収できますから、
たとえ売却が難しいとしても、インカムゲインだけで投資として成立します。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。