痛風
よしをです。
長年の不摂生がたたり、尿酸値は、常に8.0を超えていました。
痛風というのは、発症しなければ何ともないので、放置していたところ、
40台後半に、ついに発症してしまいました。
症状は、おもに足の親指の付け根に出ることが多いのですが、
わたしの場合は、左足のアキレス腱に出ました。
発症は起床時でした。
激痛で飛び起きましたが、左足を床につけることができず、
足首に触れることすら、できませんでした。
家内の肩を借りて病院に行きましたが、
そのときも、まさか痛風だとは思っていませんでした。
痛みの場所が足首でしたから。
就寝時に、足を激しくひねったのかと思いましたが、
整形外科に行くと、医者からはあっさり、
「痛風ですね」、
といわれてしまいました。
帰宅してから、湿布で冷やしましたが、
足を下せない状態は変わりませんでした。
激痛は2日間続き、
情けないことですが、ベッドで横になり、泣いていました。
痛風の原因は、尿酸の増加です。
体内の尿酸が多くなりすぎると、体外に排出しきれなくなり、
関節に蓄積され、やがて結晶化します。
結晶が関節からはずれると、白血球が異物と認識して攻撃を加える、
そのときに、患部に激痛が走るというメカニズムです。
一度発症すると、血液が酸性に傾き、尿酸を溶解する力が弱体化し、
その結果、どんどん結晶が蓄積されて、発作を繰り返すようになります。
ここまで書いて、足がムズムズしてきました(汗)。
発症しないための対策は、大きく3つあります。
ひとつは、水をたくさん飲むこと。
血液がアルカリ性に傾き、尿酸を輩出しやすくなります。
コーヒーも利尿作用があるので、お薦めです。
水は、1日2リットルが目安です。
ふたつ目は、食事対策。
尿酸増加の原因として知られる、プリン体の摂取を減らすことです。
ビールは、当然ながらご法度。
しかし、ハイボールや焼酎に変えても、あまり効果はありません。
プリン体を減らしても、アルコールそのものが尿酸値をあげるそうです。
非ビールを実践されている皆さま、飲みすぎにご注意ください。
三つ目は、尿酸値を下げる薬を飲むこと。
これは、劇的に作用し、痛風とは永遠にさようならです。
痛風の薬について、
副作用としては、腹痛や下痢、倦怠感、関節痛のほかに、
「痛風発作」がある場合もあるといいます。
わたしと同じように痛風発作の経験のある人からは、
「薬を飲んだ方がいいよ」と、
アドバイスしていただくことも多いのですが、
わたしは、薬は飲みません。
この薬は、毎日飲み続ける必要があるからです。
わたしには、薬の習慣性に対する、心理的な拒否反応があるのですが、
副作用としても、「発作」はちょっと…。
痛風は、ただ、激痛があるだけではなく、
生活習慣病のサインでもあります。
根本的な解決方法は、体質改善です。
適度な運動をして、肥満を解消する。
これに尽きるようです。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。