さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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南京虫

 よしをです。

 

最近、家族旅行でホテルに泊まり、

トコジラミを持ち帰ってしまったという人から、話を聞きました。

トコジラミとは、吸血性の害虫で、

別名「南京虫」の名前のほうが、よく知られています。

したがって、以後の表記は、南京虫で統一します。

 

・虱とあるが、カメムシの仲間で昆虫。

・サイズは成虫で5~7ミリ。

・夜行性で、飛べない

・繁殖力は旺盛

・飢餓に強い(18か月も吸血せずに生存した記録がある)。

・熱に弱い。

 

カメムシの仲間だったのか…。

 

かつて、衛生状態のよくない時代には、

日本国内でも、普通に見られたようですが、

現代の日本では、ほぼ絶滅したといっていいと思います。

ところが、最近になって、

ふたたび、南京虫の被害が拡大しているといいます。

 

なぜ、絶滅したはずの南京虫が、日本国内で繁殖しているのかといえば、

想像通り、外国人観光客が持ち込んだからといわれています。

中国はもちろん、アメリカや、オーストラリアでも、

南京虫が大繁殖しているということです。

 

南京虫が部屋で繁殖すると、ベッドやソファーだけでなく、

柱や床板、カーテンや家具の裏など、ちょっとした隙間に隠れ、

生息場所が特定しにくくなるため、駆除が難しいといわれています。

普通の殺虫剤で根絶することは難しく、

隙間に逃げ込むので、バルサンなども効かないらしいです。

したがって、自力で根絶することは難しく、

繁殖力の強い相手に対して、いたちごっこの被害が続くことを考えると、

専門業者に駆除を依頼するのが確実だそうです。

とんでもない強敵です。

 

ホテルの場合、部屋の調度品をすべて取り換える例もあるといいます。

しっかり対策をとっていないホテルでは、

不幸にも、すぐに部屋中に蔓延してしまう事態になります。

最近では、ホテルで南京虫の被害に遭った宿泊客から、

訴訟をおこされるケースもあるといい、社会問題になりつつあります。

 

さて、実際に、件の人に、腕の咬み跡を見せてもらいましたが、

ところどころに、痛々しい赤い斑点が広がっていました。

これが、腕だけではなく、

体中いたるところを無数に咬まれているとのことでした。

のたうち回るような、尋常でない痒みが数日間続いたそうで、

かれは、毎晩、ほとんど寝られなかったそうです。

 

駆除については、自力では難しく、やはり専門業者に依頼しました。

費用は約6万円かかったとのことで、

「高い家族旅行の追加料金になりました」。

皆さまも、旅行に行かれる際は、お気をつけください。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。