行動経済学
よしをです。
人間行動を研究して、ビジネスに応用する学問を、行動経済学といいます。
それは、たとえば商品の価格表示にあらわれています。
①通常価格10000円のところ、特別価格5800円
②特別価格5800円
どちらに、惹かれますか?
金額も同じなのに、比較できる数字や、印象的な情報があると、
本当は1万円かどうか、よくわからないのに、判断基準にしてしまう。
これを、行動経済学では、アンカリング(いかり)効果といいます。
商品価格だけではなく、別の応用例もあります。
(1)待ち合わせに遅れそうな場合
①15分遅れると連絡して、10分後に到着する
②「少し遅れる」と連絡し、10分後に到着する
(2)上司から、企画書の提出を求められた場合
①「1週間後に提出します」と伝えて、3日後に提出する
②「急いでやります」と伝えて、3日後に提出する
どうでしょうか。
印象が全然、違いますよね。
いずれも、①のほうが、結果は同じでも、好印象になります。
賃貸マンションの紹介でも、似たような例があります。
仲介業者のテクニックでは、
①最初に、手の出ないような豪華な物件を案内する
②次に、あまり好感をもてない物件を案内する
③最後に、①と②の中間の物件を案内する
というものがあります。
業者としては、③に誘導したいわけです。
アンカリングの手法は、使いようによっては、詐欺の手口にもなります。
最初の例のように、
「本来なら1万円」というのは、実際に本当かどうかわかりません。
二重価格表記は、景品表示法で規制されていますが、
「比較対照価格は、明確にする必要があること」、という条項があり、
1万円の基準を示せないと、こういう表記は、アウトです。
楽天が、イーグルスの優勝セール(77%引き)を実施した際に、
元の値段をつりあげて、77%オフに見せかけた例があり、
調査を受けたこともありました。
ネットショッピングでも、二重価格は頻繁に目にします。
無法地帯になっているように感じますが、大丈夫でしょうか?
あれ?
いつの間にか、二重価格の話が、中心になってしまいました。
それでは、最後に、
景品表示法に抵触しない、当ブログのアンカリング宣伝を。
このブログには、サラリーマン生活30年の知恵と、
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