携帯電話と悪性腫瘍
よしをです。
以前から、携帯電話から発せられる電磁波と、
悪性腫瘍の因果関係について、取沙汰されてきました。
物理学や生物学の常識に従えば、考えにくいという説が有力だそうですが…。
携帯電話の電磁波は、
約35キロ先の基地局に到達する強度が必要とされています。
携帯電話は、脳の至近距離(耳元)に押し当てて使用されますが、
携帯電話を耳につけて使用する場合、
15センチ離れた場所と比べて、電磁波の強度は、1万倍にもなるといい、
因果関係が解明されていないにしても、脳へのダメージが心配になります。
電磁波が悪性腫瘍を生み出す可能性に、焦点をしぼった研究があります。
ラットを使った実験では、強い電磁波を浴びた個体は、
とくにオスに顕著な影響がみられることがわかりました。
電磁波をまったく浴びていない個体と比較すると、6%多く、
心臓に悪性腫瘍ができたということです。
悪性腫瘍の発症割合は、電磁波が強ければ強いほど、高くなります。
この結果を、そのまま人間に当てはめるのは尚早ですが、
人間の健康にも、
なにがしかの悪影響を与える可能性は否定できないでしょう。
フランスやベルギー、イスラエルなどでは、
電磁波を制限するガイドラインが定められていて、
これらの国では、子ども向けの携帯電話の販売が禁止されています。
悪性腫瘍と携帯電電話の関係について、決定的な結論はでていません。
その理由は、調査サンプルの少なさです。
アメリカの研究者のデータでは、
耳に近い部位である、前頭葉、側頭葉、小脳の悪性腫瘍の発生率は、
増加傾向にあるといいます。
フランスの研究では、携帯電話を900時間以上使うヘビーユーザーは、
悪性腫瘍が多く発症したというデータもありますが、
サンプルは、40人ほどに過ぎす、
関連を結論づけるには、サンプル数が少なすぎます。
携帯電話は、普及して30年程度に過ぎません。
因果関係はあっても、
現時点では、まだ、影響がでていないだけなのかもしれません。
今後、さらに研究がすすみ、データが増えれば、
関係性が明らかになる可能性はあります。
この時点でいえるのは、
強力な電磁波と悪性腫瘍との因果関係は、あるだろうということです。
研究者によれば、電磁波はオスへの悪影響がより強いということで、
携帯電話をズボンのポケットに入れると、
精子の数や質の悪化を招く可能性を否定できす、
「子どもが欲しいなら、ポケットに入れるな」、
という指導をしているといいます。
携帯電話会社やマスコミは、何も教えてくれません。
現時点では、自己防衛するしか方法はありません。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。