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ジュゴンを悪用する者たち

よしをです。

 

カイギュウ目(もしくはジュゴン目)とは、海生哺乳類の一種です。

かつては、ベーリング海など、北の海に棲む、

ステラ―カイギュウという大型のカイギュウがいましたが、

人間の乱獲により、18世紀には絶滅し、

現在は、ジュゴンマナティーの2科4種のみが現存しています。

 

ジュゴンは、西太平洋から東アフリカの熱帯・亜熱帯の浅い海に分布し、

オーストラリア周辺に65000頭、ペルシャ湾に7500頭、紅海に7500頭、

残りの海域に、小さな群れが不連続に分布しているそうです。

もっと数が少ないと想像していましたが、

地球上には、まだ多くの個体が確認されているということなので、

個人的には、少しほっとしましたが、

ジュゴンは、環境の変化に弱い生き物ですから、

人間の叡智を使って、絶滅から救ってあげなければなりません。

 

日本周辺では、

かつては、奄美大島以南の南西諸島にも分布していましたが、

乱獲などで絶滅し、わずかに沖縄本島周辺に分布しています。

 

「分布」といっても、沖縄本島周辺のジュゴンは、

2006年以降、3頭が確認されているだけなのです。

(1頭はオスの成獣で単独生活、2頭は母子だということです)

 

米軍基地問題で揺れる、辺野古周辺では、ごくたまに目撃例があるだけで、

嘉陽沖(辺野古よりも沖合)や、

古宇利島沖(辺野古とは沖縄本島を挟んで反対側)が、

基本的な生息場所だといわれています。

 

辺野古周辺には、もっと多くのジュゴンが暮らしているように想像していました。

それが、たったの3頭だったとは…。

完全に、マスコミなどのフェイク情報に騙されました。

(わたしも、自分の無知を恥じますが…)

 

辺野古の埋め立てとは関係なく、沖縄周辺のジュゴンの絶滅は不可避です。

個体が3頭だけでは、人工的な繁殖もできません。

最早、どうしようもないのです。

 

基地反対を訴えている人は、

いかにも辺野古周辺が、ジュゴンの主な生息地であるかのように主張し、

基地建設によって、ジュゴンが絶滅するかのような主張をしていますが、

まったく根拠がないのです。

辺野古反対派は、ジュゴンの将来を心配しているのではなく、

基地反対のために、ジュゴンを利用しているだけだったのです。

 

まず、ジュゴンの現状や、基地反対運動の関係性について、

マスコミは正確に伝えてほしいと思います。

プロ市民の活動に主張に乗せられて、現実に目をつぶっている、

新聞社やテレビ局のスタンスも、わたしには、どうにも理解できないのです。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。