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明石市長のミステイク

よしをです。

 

兵庫県明石市の、泉市長の暴言が話題になっています。

「火、つけてこい。燃やしてしまえ」、「今から建物壊してこい」、

「お前ら、1人、1千万円出せ」、「辞表出しても許さんぞ」、

「自分の家、売れ」、「ややこしいの後回しにして、楽な商売しやがって」など、

強烈な言葉のオンパレードです。

 

問題の元は、明石駅南東にある、

交差点の拡張工事に関わるトラブルでした。

この交差点は、死亡事故が相次ぎ、危険だということで、

明石市は、道路を拡幅するために、土地買収をすすめてきました。

7年前に、拡幅工事計画が決定し、買収がすすめられましたが、

なかなか立ち退きに応じない建物の持ち主がいました。

おそらく、「うるさ型」の地権者だったのでしょう。

その地権者に対して、市役所は金額提示すらしていなかったという

事実が判明して、泉市長が激高した、というのが実際のところです。

それが、市長の暴言として最後に引用した、

「ややこしいの後回しにして…」という、コメントにあらわれています。

 

このやりとりを記録した音声は、市役所職員が録音していたものです。

普段から、職員が泉市長の態度に、パワハラの疑いをもっていたことは、

このように、会議の様子が隠れて録音されていたことを考えても、

確かなようです。

しかし、実際にやりとりの内容を聞いてみると、

職員の受け答えも、他人事のようで、しどろもどろな様子がうかがえ、

強い口調はともかく、わたしは、市長の追及は当然だと感じました。

もし、わたしが明石市民だったとしたら、

7年間もの間、行政の現場で、

サボタージュがおこなわれたことについて、強い怒りを覚えます。

 

泉市長は弁護士でもありますから、

直接、部下を怒鳴り上げるのではなく、

地域住民をうまく使って、

行政の不作為に対する、行政訴訟をおこさせるなど、

もっと利口な手段をとることも、可能だったと思うのですが、

職員のあまりの無能さに、思わず爆発してしまったのでしょう。

ネットでは、泉市長に同情的な意見が多く寄せられているというのも、

個人的には、納得できるところです。

 

結局、泉市長は、無能な部下に隙をみせてしまったことで、

陰湿な反逆に遭ってしまいました。

非常に残念なことですが、

罠に嵌らないようにする韜晦術が、

政治家の資質のひとつであることを考えると、

政治家としての未熟さや、ガードの甘さを感じずにはいられません。

 

ひとつ気になるのは、

この録音は、一昨年におこなわれたものだったということで、

統一地方選挙を狙った、ネガティブキャンペーンの色合いが、

強く感じられることです。

今回の泉市長のスキャンダルは、

市役所職員の陰湿さを垣間見る、エピソードでもありました。

 

明石市長選挙は4月21日におこなわれます。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。