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コインランドリー投資は儲かるか

よしをです。

 

コインランドリー投資は、

本業が忙しいサラリーマンでも手軽に始めることができ、

安定的な収入を得られるとして、注目を浴びています。

ひと昔前のコインランドリーといえば、

古めかしく、清潔感を欠くイメージを抱きがちですが、

近年では、カフェなどを併設した、おしゃれな店も増えているということで、

若い女性や主婦層を中心に、利用者も増えているようです。

 

厚生労働省のデータでは、

現在は、全国で2万店舗にまで増加していて、

今後もさらに、店舗数は増加傾向にあると考えられます。

ネットでも、フランチャイズ募集の記事や広告が、やたらと目立ちます。

通常の不動産投資と比べても、収益性が優れる、などと謳っていますが、

実態はどうなのでしょうか。

 

実際に、コインランドリーがどれだけ儲かるのか。

シミュレーションしてみると、

収益をあげることは、なかなか厳しいということが想像できます。

 

経費としては、洗濯機や乾燥機の購入金額(もしくはリース代)、

水道や光熱費、清掃などのほかに、

機械のトラブルの費用を、想定しておく必要があります。

水漏れやガス漏れ、機械の故障による返金などの対応も必要です。

清掃についても、オーナーが自分でやるのか、アルバイトを雇うのか…。

 

このように、費用はもちろんのこと、

管理については、人任せにはできないように思います。

実際に、オーナー自身が現場を見回るなど、

意外と手が掛かるのではないかと思うのです。

 

コインランドリー経営の特徴として、

開業後、すぐには儲からない可能性が高いということがあります。

それは、店舗の認知に時間がかかるためで、

安定的な顧客がつくまでは、1年ぐらいかかるという、

オーナーの声もあります。

ユーザーに認知されるためには、立地条件が最重要ですが、

コインランドリーは、これからも増加傾向にありますから、

競合店の出店は、最大の脅威です。

 

つまり、立地の重要性はもちろん、

トラブル処理や清掃など、客対応の優劣や、

競合店の状況など、固定客をつかまえるための課題は多く、

前述のように、すぐに黒字化は難しいと思われるため、

持ち出しを考慮したうえで事業を続けていく経済的な体力がないと、

事業の成功は難しいと思います。

 

ここまで、悲観的な意見を述べましたが、

コインランドリー投資の成功の秘訣について、

いくつか、アイデアをピックアップしてみました。

 

まず、出店場所についてですが、

もし、近所に、昔ながらの古いタイプのコインランドリーがあれば、

成功の可能性が高いということです。

つまり、その土地の住民には、

すでに、コインランドリーを利用する文化があるということですから、

近くに清潔な店がオープンすれば、

既存の客は、こぞって新店に移ってくるでしょう。

 

また、あたらしい店を知ってもらうためには、視認性が重要です。

大通りである必要はありませんが、間口の広い物件のほうが有利です。

さらに、開業時期も重要です。

あるコインランドリー投資家の意見ですが、

秋の長雨を入り口に、冬場は、さらに需要も高まるため、

おススメの開業時期は、9月だそうです。

 

地域によっては、すでに、

過当競争から、廃業に追い込まれる店舗もあります。

あまり有望な投資物件とは思いませんが、

中古物件の売買も、一部でおこなわれているようです。

 

労力に見合った収益があげられるかどうか、

個人的には、疑問がありますが、

単なる投資としてではなく、

地域の皆さんに喜ばれるためなど、収益以外の要素も合わせて、

チャレンジするのであれば、いい取り組みだと思います。

たしかに、近所にコインランドリーがあれば、すごく便利です。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。