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日本の人口

よしをです。

 

 

現在の日本の人口は、1億2800万人で、

今後、急速に人口減少がすすんでいきます。

国立研究所の推計では、

日本の人口は、2050年には9000万人に、

2105年には、4500万人になるとされています。

この国では、これまで、

太古の昔から、右肩上がりで人口が増えてきた印象がありますが、

実はそうではなく、これまで何度か、増減を繰り返しています。

 

最初の大きな人口減少は、縄文時代の後半です。

DC2300年ごろには、

日本の人口は26万人から一気に8万人まで、激減してしまいます。

原因は気象変動です。

寒冷化によって、木の実などの収穫が減少したほか、

火山の爆発などの自然災害も相次いでいます。

その後、弥生時代に入って、

稲作技術の輸入によって、食糧が豊かになり、人口も増えていきました。

DC2300年から、DC1300年の1000年間で、

人口は、8万人から60万人へと、増加します。

 

時は流れて、奈良時代には500万人、平安時代には、700万人と、

人口増加は、一旦ピークを迎えて、再び減少に向かいます。

人口減少の原因は、社会システムの変化です。

中央集権が形骸化し、耕作の開拓にブレーキがかかるのです。

それと同時に、今度は温暖化がおこり、干ばつや洪水の被害が相次ぎ、

天然痘の流行も、人口減少に拍車をかけました。

 

鎌倉時代まで、人口はなだらかに回復しますが、

室町時代になって、貨幣経済の広がりによる経済圏の拡大や、

築城技術のための土木技術が、民間にも広がり、

灌漑技術に生かされるなど、技術革新によって、経済が活性化します。

それによって、人口も増加し、

1600年ごろの人口は、1200~1800万人になりました。

 

江戸時代に入ると、鎖国政策によって、経済活動が鈍化します。

気候も寒冷期に入り、大きな飢饉も続いたため、

人口増加カーブは、緩やかになりますが、

幕末近くになると、急激に増え、

日本は3200万人の人口を抱えることになりました。

 

その後、文明開化とともに、明治の後半には、5000万人になり、

第二次大戦による停滞期もありましたが、

高度成長期まで、順調に人口を伸ばし、

日本の人口は1億人を越え、現在に至ります。

 

長々と日本の人口の推移を語ってきましたが、

人口の問題は、古くは環境問題の影響が大きかったですが、

とくに、時代が下がるにつれ、経済問題が原因であることがわかります。

 

昨今の人口減少ですが、これが経済問題であることを勘案すると、

1973年のオイルショックに、その原因をみることができます。

出生率の鈍化がはじまったのは、1974年なのです。

翌年の1975年には、合計特殊出生率(1人の女性が生む子どもの数)が、

調査以来、はじめて2人を切ったのです。

ガソリンや灯油の価格が高騰し、

トイレットペーパーが商店から消えるのをみて、

多くの国民が、将来への不安を実感したのです。

 

再び、日本に、人口カーブが反転する時代は来るのでしょうか?

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。