さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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コンビニとドラッグストアだらけ

よしをです。

 

商店街は、この20年ほどで随分景色が変わってしまいました。

そこらじゅうで、古い店舗がコンビニに変わってしまいました。

郊外でも状況は同じで、空き地に、いつの間にか、

コンビニやドラッグストアが、出来上がっていたりします。

とにかく、日本中どこへ行っても、コンビニとドラッグストアだらけです。

 

コンビニについては、以前から限界説がありました。

現在、全国の店舗数は、

大手チェーンの合計で、約5.7万店あるといわれています。

これは、全国の郵便局の数(2.4万局)や、

国政選挙の投票所の数(4.8万箇所)を、はるかに上回ります。

 

コンビニは昨今、主要なターゲットであった若者層から、

中高年や主婦にも、顧客を増やしてきました

銀行CD機や公共料金の支払い、宅配便や通販の受け取りなどに加えて、

最近では、住民票の受け取りなどの公共サービスが受けられるなど、

利便性も、さらに増しています。

しかし、コンビニの出店ラッシュは需要を上回り、今や飽和状態です。

それを示すように、既存店舗の来店者数は、

直近では、2年連続で減少しています。

新店オープンに関しても、さすがに、もうピークアウトした印象です。

コンビニは、ほとんど大手3チェーンに集約され、

消費者は、画一的なサービスに飽きがきています。

 

既存店舗としても、危機感が高まっています。

最近では、コインランドリーやスポーツジム、介護相談窓口の併設など、

一部の店舗では、業域の拡大を模索し始めています。

また、これからは、外国で実績を上げている、無人店舗へのチェンジも、

進んでいくかもしれません。

 

コンビニの飽和状態は、コンビニ自身の出店拡大が原因ですが、

ドラッグストアの進出が、もうひとつの原因としてあげられます。

かつて、コンビニが弁当屋チェーンを駆逐したように、

今度は、ドラッグストアが、コンビニの顧客を食い荒らしています。

 

最近のドラッグストアは、薬品以外に、扱い品目をどんどん増やしています。

大型の店舗では、トイレタリーなどの生活用品や食品、飲料も販売していて、

品数は、コンビニ以上に充実しています。

コンビニが、ほとんど定価販売であるのに比べて、

ドラッグストアでは、商品を値下げして販売しているのも魅力です。

 

コンビニがドラッグストアに比して、

唯一優位に戦えるのは、営業時間の長さです。

しかし、ついに、コンビニの優位性の牙城である24時間営業にも、

疑問の声があがるようになりました。

 

サービスの拡大や、あらたな分野への展開が、

消費者にどれぐらい刺さるかが、コンビニ生き残りのポイントです。

今や、消耗戦術と化している、コンビニの出店戦略ですが、

今後、コンビニとドラッグストアとの生き残り競争において、

どちらが勝つのでしょうか。

 

個人的には、20年後に、

「そういえば、昔は、町じゅうコンビニだらけだったね」

などと、昔話として語られるような気がしています。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。