さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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いずれの道も地獄ではないのか

よしをです。 

 

中国の通信機器メーカー・華為技術(ファーウェイ)との関係について、

これまでの協力関係を維持するか、

それとも、アメリカが主導する反ファーウェイ陣営に加わるのか、

韓国の政界および経済界に、厳しい選択が迫られています。

 

トランプ大統領は、自国の政府機関や民間企業だけでなく、

同盟各国に対しても、ファーウェイとの取引を中止するよう求めています。

すでに、日本は、公共事業において、同社の製品を使わないとしており、

カナダや西欧各国でも、同様に、警戒を強めています。

そのような状況のなか、韓国の態度は曖昧です。

 

ファーウェイが、世界の主要な市場から排除されれば、

サムソンなど、韓国製のスマートホンにとっては、

千載一遇の、シェア拡大のチャンスです。

しかし、半導体輸出においては、逆の結果となります。

ファーウェイの売上が低迷した場合には、

同社製品の半導体の供給で、大きな利益を上げている、

サムスンやSKハイニックスといった、韓国のメーカーは、

最大の顧客を失うことになります。

 

いまのところ、韓国企業は、

完成品の輸出よりも、半導体の輸出のほうが、はるかに規模が大きいため、

どちらの道を選択するかを迫られた場合、その結果は明らかです。

 

韓国がファーウェイ側に立てば、短期的に、経済的には有利になりますが、

アメリカとの関係には、亀裂が入ることになります。

なぜなら、元々、この問題は、経済問題ではなく、

アメリカはファーウェイ問題を、安全保障問題としてとらえているからです。

ファーウェイ側につくというのは、

アメリカではなく、中国との同盟関係を重視する選択をしたということであり、

アメリカにおける、韓国の信頼やプレゼンスは、ますます後退していきます。

 

反対に、韓国が、反ファーウェイ側に立った場合には、その瞬間から、

サード配備のときと同じように、中国からの強烈な報復が待っています。

その経済的なダメージは計り知れず、

疲弊した韓国経済が、一気に悪化する可能性があります。

 

現政権の性格や、韓国の経済状況を考えると、

韓国は、ファーウェイ側につくことになるのではないかと推測します。

短期的には、経済的な利はあるでしょうが、

安全保障上、長期的に、どのような影響があるのか、見当がつきません。

 

どちらの道を選ぶことが、

将来的に、より深刻なダメージになるのかわかりませんが、

そもそも、この問題は、

中国に過度にのめりこんでしまった韓国の自業自得だといえます。

国と国との関係は、個人の関係と同じで、

利だけでどちらへも転ぶコウモリは、いつか排除される運命にあります。

もって、他山の石とすべきと思います。

 

ファーウェイ対策について、韓国政府は、企業の自主性にまかせるとしています。

責任者が危機において率先して逃避する、亡国のふるまいは、

あの海難事故と同じ構造。

 

勝手に滅ぶがいい。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。