さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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お笑い芸人とSNSと不動産

よしをです。

 

 

芸能界を目指していた22歳の青年が、

梅沢富美男劇団に入団しました。

しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。

稽古で、振付が少しでも間違っていれば、

たとえ開演直前であっても、舞台に立たせないなど、

梅沢は芸道において、徹底的に厳しく、

青年は、すぐに演劇の壁にぶつかり、音を上げてしまいました。

そして、子どもの頃からの憧れであった、

お笑い芸人を目指すために、

梅沢劇団を逃げるように退団しました。

 

芸人になってからも、鳴かず飛ばずの時期が続きますが、

2005年に、日本テレビの「エンタの神様」で突如、ブレイクしました。

しかし、しばらくすると、人気が下がり始め、

テレビに出演する機会が、めっきり少なくなり、

かれは、典型的な一発屋芸人と呼ばれるようになりました。

私生活においても、2009年に妻と離婚し、

かれが、子どもの親権をもつ、シングルファーザーになりました。

同時に、芸名を、小梅太夫から、コウメ太夫に改名し、

現在に至ります。

 

その、コウメ太夫が、奇妙な再ブレイク期に入ったようです。

注目されているのは、

かれが、2016年に始め、ほぼ毎日投稿している、ツイートです。

そこでは、ネタをアップしているのですが、

ブレイクしているのは、ネタの面白さではありません。

ネタ自体は、まったく、くだらないのですが、

常連ユーザーの辛辣なコメントが、注目されているのです。

 

「指導くん」というユーザーは、

コウメ太夫の投稿を、7段階で評価しています。

 

ある日の、指導くんのコメントは、

「それで笑わそうとしている? 毎回、感情論で怒られてるよね。目の前のことを全力でできない奴に教えても、意味はないだろうけど、とりあえず、面白くなくていいから、笑わそうとしている気持ちを見せて。まずは、そこから変革していこう」、

といった具合です。

 

すると、この指導系ユーザーに対して、

「指導くんも聞く耳をもってください。指導者としての成長が感じられません」、

と、指導系ユーザーを評価するユーザーが現れ、

さらに、「指導くんを指導するなら、もっと指導者らしい振る舞いを」と、

評価ユーザーを指導するユーザーも現れるといった具合に、

ユーザー同士が、本筋を離れて、遊びはじめるようになったのです。

 

これまでのSNSの話題といえば、

発信元に対する賛同や、批判や炎上などでしたが、

こういった形で、「遊び」が拡散していくという形は、

実に興味深く、稀有な広がりだと思います。

 

コウメ太夫は、副業としてアパート経営をしています。

一時、ブレイクしたときに、当時のマネージャーから勧められて、

不動産投資をはじめたということです。

かれが所有するのは、東京都内にある、6部屋の単身型アパートで、

家賃は6万円、月々の収入は、満室の場合は36万円で、

ローンを差し引くと、25万円ほどの手取りがあると語っています。

 

実際のキャッシュフローは、固定資産税が、年間30~40万円、

空き室リスクや、その他、諸経費を差し引くと、

手残りは、多くても。年間200万円程度と推測するので、

これだけで生活するのは、ちょっと厳しいかと思います。

また、このお金を、生活費で使い切ってしまうと、

建物の修繕費など、急な出費に対応できなくなるので、

このお金は、あくまでも、もしものときの保険として、

貯蓄しておくことをお薦めします。

 

とはいえ、いいタイミングで不動産投資をはじめたと思います。

昨今は、銀行でもノンバンクでも、

アパートローンの審査が厳しくなりましたから、

お笑い芸人には、融資は下りないと思いますよ。

運がよかったね、コウメさん。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。