男は黙ってサッポロビール
よしをです。
1970年に、
一世を風靡しました。
サッポロビールのホームページによれば、
かつて、サッポロビールは、爽やかな切れ味が特色であり、
やや女性的であるとされていたため、
ビールのヘビーユーザーである男性に遡及するために、
イメージを方向転換させる目的だったとしています。
テレビCMは、音楽だけで、コメントはなく、
画面に、「男は黙ってサッポロビール」の文字だけが流れる、
独特の広告スタイルでした。
わたしは小学生でしたが、このCMはよく覚えています。
わたしを含め、周りの小学生の男児が、
何かというと、「男は黙って」のフレーズを、
叫んでいた記憶があります。
たとえば、給食の牛乳を飲むときとか(笑)。
1970年には、大阪万博がおこなわれ、
日航機よど号ハイジャック事件が発生し、
任侠映画が流行し、
歌謡曲の世界では、「黒猫のタンゴ」が大流行し、
ヒット曲を連発した年でもあります。
サッポロビールと同時期に、ブームになったのは、
男性用化粧品マンダムのCMです。
チャールズ・ブロンソンの決め台詞、
「う~ん、マンダム」のインパクトは強烈でした。
このCMによって、ブランド名が一気に浸透したため、
マンダムを製造する、(株)丹頂は、
1年後に、(株)マンダムに社名変更しました。
そういえば、小学生の頃、
「う~ん、マンダム」も、やってた(笑)。
戦争が終わって、25年がたち、
右肩上がりの経済成長で、公害問題も深刻になりましたが、
思いこせば、子どももたくさんいて、豊かな時代でした。
先日、珍しく居酒屋へ行った際のことです。
珍しく、サッポロの黒ラベルの瓶ビールを
置いている店だったのですが、
隣の2人組の客のひとりが、
出されたビールに、「男は黙って」と、相手に注いだのです。
わたしは、心の中で、思わず、「おっ」と声が洩れましたが、
店内で、この意味を理解したのは、
わたしを含め、2~3人だったのではないかと思います。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。