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観葉植物と空気清浄

よしをです。

観葉植物は、わたしたちの目を楽しませてくれますが、
部屋の空気をきれいにする効果を信じて、
植物を部屋に飾ることも多いと思います。

量販店のインテリアコーナーでは、
観葉植物は、空気中の化学物質を除去する効能をうたっているし、
健康関連の記事でも、同様に、
植物が空気の浄化のための特効薬のように、紹介されています。
しかし、多くの科学者が出した答えは、
観葉植物には、空気清浄力はほとんどないというものです。

厳密にいえば、
植物は、空気中の毒素を、わずかに取り除く力がありますが、
部屋の空気を清浄化するケースにおいて、
空気清浄機や換気と、同じ効果を得るためには、
非常識な数の鉢植えが必要になるということです。

ある実験では、
10畳の部屋において、空気清浄機と同じ効果を出そうとすれば、
植物が1800本必要だとわかりました。
部屋は、足の踏み場もなく、ほとんどジャングルです(汗)。

部屋の有害物質は、
家具やフローリング、カーペットの塗料から発生することもあるし、
掃除のあとの残留洗剤や、料理から発生することもあります。
部屋の空気を浄化するためには、なにより換気が即効性に勝り、
空気清浄機を併用して、
ダイナミックに、空気の入れ替えをおこなうことが必要です。

世の中には、科学の皮をかぶった非科学の嘘が蔓延しています。
たとえば、マイナスイオンについて、その効果は、
あたかも科学的に立証されたかのように喧伝されていますが、
消費者庁からも指導があったように、健康効果は皆無です。

酵素を摂取することで、
健康効果やアンチエイジング効果があるという主張も同様です。
タンパク質の一種である酵素は、体内で分解されますから、
酵素そのものの効能が、直接得られるはずはないのです。
コンドロイチンや、コラーゲンなども、すべて体内で分解され、
そのままの形で、膝の軟骨を形成するはずはありません。

これらはすべてタンパク質ですから、
体に悪影響を与えることはないというだけのことです。
少し考えてみればわかりそうなものですが、
騙されやすいのも人間の性ですね。

ただし、観葉植物の場合、目で楽しむという効果もあるので、
空気清浄機の無機質さとは格段に異なる、
精神的なプラス効果はあるというものです。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。