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それでも中国政府は反省などしない

よしをです。
中国政府は、SARSの教訓を生かすこともせず、
またしても、ウイルスの拡散を防げませんでした。

新型コロナウイルス発生後、
ほぼ一か月間、中国政府は国民に何も知らせず、
つい最近まで、人口1100万人の武漢の市長は、
ウイルスの拡散について話をすることも、対策を講じることも許されず、
現地で治療にあたっていた医師は、
SNSでウイルス蔓延の危機に言及し、告発されました。

何も知らない多くの市民が、武漢を出入りし、
ウイルスは武漢から一気に国中に広がりました。
封鎖前、春節武漢から離れた市民が500万人に達し、
正直なところ、すでにこの段階で、ウイルス封鎖は不可能になりました。

中国政府には、致命的な欠陥があるといわざるを得ません。
中国共産党にとって、最大の使命は、社会主義体制の維持であり、
かれらの日常的な活動の基本にあるのは、
国家の不安定化や転覆をはかる、反革命勢力への対策をおこなうことです。
少数民族への抑圧や、国内の情報統制も、異常な監視体制の構築も、
すべて、この考えに則っています。

このような厳格な管理体制があるにもかかわらず、
なぜ、隠匿体質が改められないのでしょうか。
わたしは、「真実」に対する考え方の誤りだと考えています。
自由主義世界において、真実とは、客観的な分析に基づくものですが、
中国共産党政権における真実とは、
あらかじめ用意されているものなのです。
したがって、自らの基準における、受け入れがたい真実に対しては、
かれらは、覆い隠そうとするか、思考停止に陥ってしまうのです。

客観的事実を認めず、反射的に覆い隠そうとしますが、
その「真実」が、自分たちの手に負えなくなってしまうと、
2003年のSARSや、今回のコロナウイルスのように、
大爆発となって現れてしまうのです。
しかし、それでも中国政府は反省することはありません。

武漢市や周辺都市を封鎖し、突貫工事で武漢に病院をつくりましたが、
もう手遅れです。
中国政府は、毎日、感染者と死者数を発表していますが、
正確に近い数字を把握しているはずがありません。

すでにウイルスは世界中に拡散しています。
日本国内にも、感染者は数百人から数千人単位で入国しています。
近いうちに、渡航経験のない日本人同士の感染が発生します。
運よく、流行が終息してくれればよいのですが、
ここまで感染範囲が拡大してしまうと、
この新型コロナウイルスは、季節性のインフルエンザ同様、
人間世界に定着する可能性が高いと思います。

SARSは、2002年に発生しました。
江沢民胡錦涛に政権をバトンタッチする時期と重なったため、
江沢民は、2003年の全人代まで、SARS蔓延の公表を延期し、
胡錦涛の責任にしようとしたといわれています。

胡錦涛は、江沢民との違いを人民に見せつけるために、
現地視察に入りました。
習近平国家主席武漢に入ることはあるのでしょうか。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。