さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

起業とか資格とか。趣味や思い出話など いろいろランダムに

片頭痛と薬

よしをです。
洋の東西を問わず、
天才肌の人や、芸術家に、頭痛持ちが多いといわれています。
日本では、夏目漱石樋口一葉芥川龍之介後白河上皇織田信長
外国では、モーツアルト、ベートーベン、ゴッホピカソなどが、
頭痛の持病があったといわれている歴史上の人物です。

わたしも頭痛持ちで、緊張型と片頭痛の両方があり、
ふだんは、緊張型頭痛を発症することが多いのですが、
回数は圧倒的に少ないですが、
片頭痛が発症すると、症状は重くなります。
わたしに芸術の才能がないのは残念です(泣)。

日本人の片頭痛発症率は、男性5%、女性15%程度といわれ、
女性の方が、発症率が高いのですが、
男女いずれも、遺伝性がある可能性が高いといわれています。
わたしは、両親ともに頭痛持ちでしたから、
どちらかの体質遺伝の可能性があると思っています。

柳の木に鎮痛作用があることは古くから知られ、
紀元前400年ごろのギリシアで、
ヒポクラテスが、柳の樹皮を、鎮痛薬として使用した記録があるのですが、
19世紀になって、柳の木からサリチル酸を分離することに成功しました。
サリチル酸は、解熱鎮痛剤として用いられましたが、
副作用として、強い胃腸障害がありました。

1897年には、バイエル社のフェリックス・ホフマンが、
比較的副作用の少ない、アセチルサリチル酸を開発しました。
アセチルサリチル酸は、「アスピリン」の商標で発売され、
世界の鎮痛薬の分野で、唯一無比の地位を獲得しました。
第一次大戦後のアメリカでは、
禁酒法世界恐慌の影響による、社会全体のストレスから、
アスピリン中毒者(アスピリンエイジ)が増えるという現象も生まれました。

現在では、解熱鎮痛薬には、
ピリン系、非ピリン系、非ステロイド性抗炎症薬の3タイプがあり、
アスピリンは、非ステロイド性抗炎症薬です。
主流は、アセチルサリチル酸を含まない、非ピリン系薬です。
胃腸への負担が少なく、空腹時でも服用でき、
子どもにも処方できるのが特徴です。
アスピリンの系統だと、ボルタレンが一番強力な頭痛薬ですが、
医師の診断がないと処方できません。

片頭痛になった人でなければ、その苦しみはわかりませんが、
ありがたいことに、優秀な薬のおかげで、少しは苦しみが楽になります。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。