さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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もはや兵器に近い

よしをです。
わたしの住む町でも、ようやくパチンコ店の営業自粛が決定しました。
阪神大震災でも、東日本大震災でも、
ライフラインが途絶し、避難所もなく、普段の生活がままならない状況のなか、
真っ先に復旧したのは、パチンコ店でした。
パチンコ嫌いのわたしは、苦々しい思いで、その様子をみていたものです。

パチンコの害について、依存症の問題が大きくクローズアップされています。
わたしは、依存症は自己責任の範疇だと考えていますが、
政府が実質的な私設賭博場を野放しにしていることに対しては、
強い怒りを覚えています。

最盛期(売上30兆円)から、かなり減少したとはいえ、
パチンコ業界の売上規模は、いまだに20兆円を超える一大産業です。
世界中探しても、主要な駅前に、もれなく私設カジノがあるような国は、
日本だけです。
これは、非常に恥ずかしいことだと思いますし、
この異常な状態を、一刻も早く改善してほしいと切に思います。

パチンコ店では、射幸心を煽り、非日常性を演出するために、
店内で、激しい音響と照明をつかった過激な演出がされています。
複数の調査によると、
パチンコ店内の騒音は、常時100デシベルを超えるそうです。
また、店内の照明も異常な明るさで、
パチンコ台のLED照明と相まって、とても直視できないような状態です。
風営法により、店内の明るさは10ルクス以上でなければならないという
規制があるのですが、上限は設定されていません。
パチンコ台には、「強い光を長時間見つめないで下さい」という、
注意書きがあるそうです。

音響装置をつかって、物質の破壊や殺傷、
もしくは心理的ダメージを与えるという兵器のアイデアがあります。
実際に、1960年代のソビエト連邦では、
低周波を利用して、人間の行動能力や判断能力を奪い、
聴覚や脳にダメージを与える音響兵器が、
開発されていたといわれています。

2016年、キューバの首都ハバナにあるアメリカ大使館の職員が、
相次いで体調不良を訴えたことがあります。
職員には、難聴や頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状が現れ、
カナダ大使館の外交官も、同様の不調を訴えました。
真相は不明ですが、ロシアが開発した低周波音響兵器が、
実験的に使用されたのではないかと噂されているのです。

2005年には、
アメリカの豪華客船がソマリア沖で武装海賊の襲撃を受けた際、
音響兵器のLRADで撃退したことが報じられました。
LRADは、耳をつんざくような大音量を発生させる、長距離音響発生装置で、
アメリカ軍では、この装置を大量配備しているほか、
多くの国で、同様の装置が治安活動などで活用されているということです。

現在は、撤去されていますが、韓国軍が非武装地帯(DMZ)から、
北朝鮮に向けておこなっていた大型拡声器による宣伝放送は、
主に心理戦の意味合いが大きいですが、
24時間休みなく続く放送は、
北朝鮮軍兵士の健康状態にも、影響を与えていた可能性があり、
その意味では、一種の音響兵器といってもいいかもしれません。

コンサートなどに行くと、
帰宅した後も、しばらくキーンという耳鳴りが残ることがあります。
ミュージシャンが難聴になる例も多く報告されていますから、
大音量を浴び続けると、聴覚に影響を与えることは確かです。

パチンコ店に足繁く通って、長時間繰り返し大音響を受け続けることで、
脳に、どのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。
ある研究機関によれば、
人間の聴覚器官が耐えられる上限の音域は120デシベルであり、
240デシベルの大音量を受けると、
人間の脳は破壊されるということですから、
常時100デシベルを超えるパチンコ店内の騒音は、
兵器レベルといってもいいのではないでしょうか。

パチンコを支えているのは、おもに中高年で、
若者からは人気を得られていないので、
競技人口は自然減による、右肩下がり傾向です。
百害あって一利なし、こんな生産性の欠片もないものは、
早く消滅したほうがいいのです。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。