よしをです。
黒人男性が白人警官に拘束されて死亡した事件をきかっけに、
アメリカ全土で人種差別に抗議するデモが広がっています。
そもそも、なぜこの男性が拘束されたのか、
ほとんどの人は忘れていると思うので、あらためて紹介すると、
かれは無実の罪で拘束されたわけではありません。
ニセドル札の使用容疑で現行犯逮捕された人物であり、
その死亡原因は、警官が手錠をかけて拘束したところ、暴れたため、
警官に頸部を押さえつけられたことによる窒息死でした。
男性が抵抗を止めたあとも、
警官が数分間にわたって押さえつけていることから、
警察による過剰な拘束だと判断されました。
アメリカにおいて、黒人の犯罪率の高さは常識であり、
この事件の背景には白人による根強い黒人差別があったと想像しますが、
亡くなった人物に、まったく問題がなかったわけではありません。
事件の後、全米各地で人種差別反対デモが広がり、
デモとは関係のない破壊活動や放火、略奪も発生しています。
差別撤廃を唱える活動家や、ANTIFA(アンチファシズム)がデモを扇動し、
その背後には中国共産党の関与も指摘されています。
アメリカ各地では南北戦争の南軍の記念碑やコロンブス像などが、
白人支配の象徴として破壊されています。
ニューヨークに本拠を置く、
活動家のキング某という黒人アメリカ人が、SNSを通じて、
肌の白いイエスを描いた彫像や壁画などのキリスト教の表現物は、
「白人優位主義の一形態」であり「人種差別のプロパガンダ」だとして、
これらの破壊を呼びかけました。
キングは、パレスチナ生まれのイエスが白人であるはずがなく、
黒人の可能性があったと主張していますが、
かれの活動目的は人種問題ではなく、キリスト教の破壊であるとして、
政府やキリスト教関係者から危険視されています。
わたしには、理由がさっぱり理解できませんが、
日本にもデモが波及し、渋谷などでデモ行進がおこなわれました。
日本に限らず世界中のどの国においても、
外国籍の人間と自国籍を有する人間を区別するのは当然ですが、
日本のデモ参加者の多くは「区別」と「差別」の違いを理解していません。
アメリカで起こっているデモは、
自国民が肌の色で「差別」を受けていることに関するものです。
わたしは日本国内において、日本国籍を有する日本人が、
肌の色や人種的なルーツの違いによって「差別」され、
不公平に扱われているという実例があるとは思えないのです。
大変嫌な言い方になりますが、
見た目が日本人らしくない人たちに対する生理的な違和感があったとしても、
それは、社会的な差別や不公平とは異質なものです。
日本の独自の問題としては、在日朝鮮人への差別問題がありますが、
かれらが日本国籍を取得し、この国を愛してくれるのであれば、
反感を持つ日本人はいないはずです。
武漢肺炎の流行中に、
中国共産党やラディカルな活動家の扇動に踊らされて、
暴行事件の抗議デモを拡散させた結果、
大方の予想通り、1日あたり4万人以上の新規感染者を出してしまい、
アメリカではふたたび感染拡大のピークを迎えています。
21世紀になって、少しは人類も進歩したかと思いきや、
ほとんど成長がみられないことに愕然としてしまいます。
すでに戦争よりも悲惨な状況になっているのに、
かれらは一体なにをしているのでしょうか。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。