タバコをやめた話
よしをです。
タバコをやめたくても、やめられない人は、たくさんいます。
かつては、わたしも、20歳から吸いはじめ、
40代後半までの25年ほどの間、
一日に40本以上吸う、ヘビースモーカーでした。
わが家では、タバコは日常に普通にありました。
子どもの頃は、父の嗜むハイライトの匂いが好きでした。
そのような環境でしたので、長じると、自然にタバコを吸うようになりました。
少し古い資料ですが、2016年の統計によると、
40~50代の男性の喫煙率は約40%、女性は13%前後だそうです。
ずいぶん減ったように思いますけど、愛煙家は、まだまだ、いますね。
最近は、アイコスなどの電子タバコを吸っている人をよく見ますが、
吸ったことのないわたしが言うのもなんですが、
かなり味気ないように感じます。
タバコの楽しみといえば、箱から取り出し、火をつけて、
灰を落として、もみ消す、というプロセスを楽しむものだと思いますので。
喫煙といえば、ガンの発病との因果関係が知られていますが、
禁煙により、喫煙歴のない人並みに、
リスクを軽減することができるそうです。
どれぐらいの期間が必要かといえば、
・男性の場合、ある時点から禁煙を始めてから21年
・女性の場合は、11年
で、リセットされるそうです。(東京大学と国立がんセンター調べ)
わたしの場合だと、65歳ぐらいか(汗)。
タバコというのは、恐ろしく習慣性が強い嗜好品です。
わたしは、喫煙当時は、タバコが切れるのが不安でたまらず、
家の机の中と、カバンの中に、常に2~3個のストックをもっていました。
それほどの準備をしていても、ときにはストックが切れることがありました。
タバコが手元になくなると、たとえ、外が台風真っただ中であっても、
買いに走りたくなる心理状態になります。
実際に、雪がしんしんと降り積もる2月の深夜に、
コンピニに買いに走ったこともありました。
終始、セブンスターを吸っていたのですが、
最初はたしか180円だったと思います。
その後、段階的に値上げがあり、
最終的には、300円になったところで、タバコとサヨナラした記憶があります。
値上げ前のタイミングには、3カートンほど買いだめするのが常でした。
やめるきっかけは、母の病気です。
いわゆる病気回復の願掛けでした。
禁煙するまで、かなり苦しみましたが、病院やニコレットなどに頼らず、
精神力だけで、タバコを絶つことに成功しました。
しかし、禁断症状の後遺症は残り、
禁煙後、3年ぐらいは、タバコを吸う夢をみました。
わたしがタバコを絶ったくらいから、
急速にタバコに対する風当たりが厳しくなったように感じます。
今でも、ビルの裏や、新幹線のホームの喫煙ルームで、
固まって喫煙している人たちの姿をみると、同情してしまいます。
タバコをやめる大変さは、充分に理解していますが、
もし禁煙できるなら、お金以上に得るものは大きいと思いますので、
迷っている愛煙家の方には、ぜひチャレンジしてほしいです。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。