さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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ガチャガチャとインバウンド

よしをです。

小銭を入れて、ハンドルを回すと、おもちゃがでてくる。

いわゆるガチャガチャ。

最近、各地の空港に、大量に設置してあるのをご存知でしょうか。

 

たとえば成田空港では、期間限定だそうですが、170台ほど、

関西国際空港では、145台、

中部国際空港では80台ほど設置してあります。

 

外国からの観光客に、最後に余った小銭を使ってもらおうという意図で、

これが大成功しています。

 

海外旅行から帰ると、どうしても小銭が余ってしまう経験、

誰もがあるのではないでしょうか?

余った小銭は、使われないまま、

机の引き出しに永遠に眠ることになります。

わたしのデスクの引き出しにも、複数の国のコインが転がっています。

 

わたしは、以前から、

外国に眠る埋蔵コインは、その硬貨を発行する国にとって、

少なくない損失であることがわかっていましたが、

実際のところ、

「日本の国民1人ずつから、1円ずつ集めると1億円になる」、

という理屈と同じような話で、

あまり意味のない、虚構の計算であることもわかっていました。

 

しかし、モッタイナイのは事実。

 

外国人観光客が、日本への旅行を終えて、帰国しました。

手元に残った100円硬貨をテーブルの上に、転がしました。

「そうだ、珍しい日本のコインを、従妹のナンシーにあげよう」

 

この時点で、100円玉は、お金ではなくなり、

単なる銅とニッケルの合金になってしまいました。

 

いま日本は、外国人旅行客2000万人を目指しています。

個人のレベルでは、100円は大した金額ではありませんが、

2000万人であれば、

2000万人×100円=20億円になります。

すごい金額です。

 

日本を離れるぎりぎりのタイミングで、

最後に残った100円玉を回収しようという、商魂たくましい、

ガチャガチャのアイデアは秀逸だと思います。

 

気になる国際空港のガチャガチャの売上ですが、

それぞれ、年間15~30億円になるはずです。

 

30億円!!

 

とても、塵も積もれば、というレベルではありません。

 

インバウンドに関わるエピソードには、

都市伝説じみた話がたくさんあります。

 

たとえば、大阪・難波のマツモトキヨシは、

インバウンドの追い風を受けて、

単独店舗としては、日本で一番売上が多い店だそうですが、

S社の歯ブラシが、1日に30万円分、売れるそうです。

 

年間にすると、単独の店舗で1億円以上(汗)。

中国人観光客が、ご近所などへのカジュアルなお土産として、

箱買いしていくのだとか。

 

ガチャガチャのバカ売れは、それを上回るエピソードだと思います。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。