自分で道を切り拓け!
よしをです。
諸外国と比較して、日本のサラリーマンは、出世欲が希薄で、
独立や起業意欲も低い一方で、
会社や職場への満足度が低いといわれていますが、
それにもかかわらず、転職意欲もなく、自己研鑽の努力をしていないという、
困った結果が出ています。
わたしは嫌いな言葉ですが、まさに社畜というやつです。
居酒屋で、中高年のサラリーマンが、
会社の愚痴を、熱心に語り合っている姿を目にすると、
自分で何らかのアクションを起こせばいいのに、と同情してしまいます。
まあ、これこそが、日本のサラリーマンの原風景ですが…。
わたし自身を含め、多くのサラリーマンというのは、
新卒で会社に入るまで、
仕事の内容や、事前の学習などせずに、就職してしきます。
入社すれば、人事部が、人手を必要とする部署に、適当に新人を配属し、
新人はそれに従います。
職場では、仕事は、上司や先輩が教えてくれるという、
学生のサークルの延長のような、緩いシステムが準備されています。
仕事をしていくうちに、
「自分が考えていたのは、こういう仕事だ!」、と自らの進路を見い出し、
そのための勉強を始めたり、思い切って会社を飛び出す人は、
限られた、ごく一部の人たちです。
あるいは、配属先で、
天職のような仕事に巡り合える可能性も、ゼロとはいいませんが、
少なくとも、ほとんどの人が、与えられた仕事を義務としてこなすわけです。
これでは、会社や仕事への満足度が高くなるわけがありません。
入社してから、いくつかの部署を経験するうち、
「気がついたら、もう50歳を過ぎてしまった」、といった人たちが、
新橋のガード下で、職場や上司への不満を吐き出して、
一時の溜飲を下げているというわけです。
精神的疾患により、
定年(60歳)以降の再雇用を断念した、先輩サラリーマンがいます。
12月末をもって会社を辞めることになったのですが、
打ち込める趣味や、仕事やボランティアへの意欲もなく、
かれは、定年後、なにをするのか、決まっていないそうです。
仕事は、それなりに情熱をもって取り組んでいたつもりでしたが、
ほんの少し前までは、
わたしも、目標を失って、漂流するサラリーマンの一人でした。
しかし、今、わたしの前には、
舗装はされていませんが、一本の道が伸びています。
卒サラまで、もう少し。
将来の目標を見つけられた自分に、感謝したい気持ちです。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。