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狂犬病

よしをです。

 

世界最悪の感染病は、狂犬病だと断定できます。

狂犬病は、狂犬病ウイルスに感染した犬や、

その他の動物に咬まれることで、伝染する病気です。

世界中のほとんどの地域で、感染が確認されていて、

毎年、全世界で、5万人以上が、死亡しています。

 

日本国内では、狂犬病予防法により、

ペットの犬に対して、ワクチン接種が義務づけられています。

長年にわたる対策の努力によって、

1956年に人間への感染症例、1957年の動物の症例を最後に、

日本国内における狂犬病の発生はなくなりました。

現在は、日本のほかに、

イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、スエーデン、フィンランドでは、

狂犬病は撲滅されています。

しかし、そのほかの地域では、

ドイツやフランスなどの先進ヨーロッパ諸国や、アメリカ、カナダでさえも、

依然として狂犬病の報告がされているのが現状です。

とくに、アフリカ、南米、東南アジアでの感染例が、多く報告されています。

 

日本人に人気がある海外旅行先では、

中国、フィリピン、インドネシア(バリ島など)で、

流行が確認されているので、注意が必要です。

 

おもに、野犬などが感染源ですが、犬以外の動物についても注意が必要です。

アライグマ、スカンク、キツネ、コウモリなども、

ウイルスを保持していることがあります。

東南アジアなどでは、野犬に注意するだけでなく、

ついつい興味をもって近づいてしまいそうになりますが、

マーケットで売られている野生動物などにも、近づかないことが肝心です。

 

一般的に、狂犬病は、

ウイルスが体内で増殖してから、症状がでるまでの潜伏期間が、

1か月から3か月程度だといわれています。

ただし、短い場合では、数日で発症し、

長い場合は、潜伏期間が数年、というケースも報告されています。

 

初期症状は、頭痛や寒気など、カゼのような症状です。

症状がすすむと、意識障害や錯乱、幻覚や恐水症(水を怖がるなど)、

恐風症(風を嫌う)などの、狂犬病独特の症状があらわれ、

全身の麻痺、けいれん、臓器障害により、やがて死に至ります。

 

狂犬病の致死率は、ほぼ100%です。

ただし、予防ワクチンの接種をすれば、発症を防ぐことができます。

 

ワクチンは、値段が高いこと(15000円程度)や、

複数回(3回)接種する必要があることなどから、敬遠されがちですが、

長期旅行やビジネスで滞在する場合などには、

ワクチン接種をすることをお薦めします。

 

東南アジアや中国、インドなどには、野良犬がゴロゴロいますから、

万が一を考えた場合、ワクチン接種をしない選択はないと思います。

(これらの国では、ペットの犬でさえ、感染している可能性があります)

とにかく、ウイルスをもっている犬に咬まれたら最後、治療法はないのです。

 

 

 

後悔先に立たず。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。