国歌斉唱
よしをです。
入学式や卒業式で、国歌斉唱の際、起立しなかったとして、
昨年度も、7人の公立学校の教員が処分されています。
2012年度をピークに、減少傾向にはありますが、
起立違反を繰り返す教員もいるようで、
学校や教育委員会は、対応に苦慮しています。
広島県では、国歌斉唱で起立しない一部の教員の対応に悩んだ校長が、
自殺するという痛ましい事件もおこり、
それを契機に、国旗国歌法が制定されました。
起立、斉唱の職務命令を、強制として、反対する意見も、
相変わらず多いようですが、法律に頼るまでもなく、
国旗や国歌を尊重することは、国際常識です。
わたしは右翼的な政治志向はありませんが、それでも、
国柄をあらわす国旗を敵視する教師に、子どもを預けることについては、
拒否反応を示す保護者も多いと思います。
わたしも、そのひとりです。
国旗・国歌の否定は、日教組を含む、左翼系団体の基本方針ですが、
日教組を取り巻く環境も、変化しつつあります。
1960年代には、教員の加入率は80%を超えていましたが、
2018年3月時点では23%と、41年連続で減少しているそうです。
そのため教師の起立、唱歌問題は、以前より少なくなったといいますが…。
これまで、教師の日教組への加入率が高かったのは、
各都道府県の教育委員会が、長らく日教組に牛耳られていたため、
校長や教頭といった、教師の管理職になることが難しかったという、
俄かには信じがたい事情があるようです。
日教組の弱体化は、国鉄民営化と、時を同じくしておこっています。
歴代政権が、時間をかけて、組合の切り崩しをしてきた成果が、
ようやく表れてきたということだと思います。
日の丸や君が代が嫌いなら、
公務員である、公立学校の教員にならないという選択もあるでしょう。
あるいは、起立しないという行動を正当化したいのなら、
政治や司法で堂々と戦うべきであって、
教育の場における政治活動や、
発達途中の子どもたちをオルグするような行為を、
公務員や教育者は決して、すべきでないと考えています。
近く、東京オリンピックを控えているにも関わらず、
公務員である公立学校の教師に、
国家や国旗に関する立場を問わねばならないというのは、
まことに情けない話です。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。