さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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面倒な人

よしをです。

今月末、わたしの上司(取締役 x氏)が退職することになりました。

x氏は、いわゆる面倒な人でした。

 

話が長い。そして、会話の流れで、結論がこれまでの主張と真逆に変質する。

本質とは無関係な、枝葉末節にこだわる。

会社を貶めるような発言(だからこの会社は…)が多い。

旗色が悪くなると、「そもそも」論に持ち込む。

教養がなく、すぐに自慢話に誘導する。

自ら汗をかくことはしない。アイデアも出さない

 

どうですか?

こういう人と一緒に仕事をしたいですか?

 

かれの存在は、私を含めた部下全員のストレスになっていました。

わたしは直属の部下なので、業務報告をしなければならない立場なのですが、

決済ひとつとるのに、とにかく膨大な時間がかかるので、難儀していました。

じゃあ、なぜこういう有能とも思えない人が、「取締役」になっているのか?

それは、わが社の悲しい成り立ちがそうさせているのです。

わが社は、3社の大資本の企業が大株主になっていて、

x氏はそのひとつの株主から天下ってきた人というわけです。

 

株主代表という立場から、厳しくしあらねばという意識が強くなるのは、

ある程度理解できます。

また、社内はプロパー社員・役員や、ほかの資本代表の役員など、

敵だらけの環境で、自分のプライドや地位を保つために、

虚勢を張る必要もあったでしょう。

でも、わたしが思うのは、もっと上手に立ち回ることもできたのに、ということです。

出自がバラバラな役員や、社員のなかに味方をみつけることで、

もっと楽しく、効率のあがる仕事ができたと思うんです。

 

退任が決まってから打合せをする機会が何度かありましたが、

ようやく毒気が抜け、これまでのような不快な威圧感もなく、

スムーズに方針を決めることができています。

最初から、こうすればよかったんです。

でも、本人は反省することはないでしょう。

反省するぐらいなら、以前からそうしていたはずですから。

 

むかし、尊敬すべき先輩に、「徳を積め」という指導をうけました。

x氏には、決定的に徳が欠落していました。

本当に「面倒な人」、そして、「残念な人」でした。

 

わたしも、

卒サラを迎えて最後に、「面倒な人」、「残念な人」と思われないようにしないと…。

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。