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韓国産水産物問題の本質

よしをです。

輸入食品の安全性の問題といえば、中国産食品が目に浮かびますが、
見逃してはならないのが、韓国産食品です。
とりわけ、海産物については、さまざまな問題が取りざたされています。

韓国土産の定番となった、海苔をはじめ、アワビ、牡蛎や各種の魚類が、
日本のスーパーの店頭に並ぶことも、珍しくなくなりました。
しかし、冷凍で輸入された、蟹、赤貝、煮アナゴ、鳥貝からは、大腸菌が、
養殖のマスからは、
基準値を超える抗生物質、オキシテトラサイリンが検出され、
いずれも、廃棄処分になった実績があります。

また、健康被害も報告されています。
2014年、東京の料理店で、
韓国産のヒラメの刺身を食べた、複数の客が、
激しい嘔吐や、下痢の症状を訴えました。
原因は、ヒラメに潜んでいた、寄生虫のクドアでした。
この寄生虫は、韓国産ヒラメに多く規制していることが判明しています。
韓国産ヒラメの食中毒の患者数は、
ここ数年でも、年間60~120人程度発生しており、
過去にも、同様の食中毒事案が繰り返されていることから、
日本政府も、ようやく重い腰を上げ、
今年6月から、韓国産ヒラメのモニタリング調査を強化しています。

検査を強化している水産物は、
韓国産のヒラメのほか、赤貝、タイラギ貝、鳥貝、ウニで、
とくに、ヒラメについては、
モニタリング調査を、20%から40%に引き上げています。
いずれの水産物についても、食品衛生法違反が認められた際には、
全量検査も検討するというのですが、
これだけの被害が、毎年発生しているにも関わらず、
政府の動きは、あまりに遅速に感じます。

また、海苔に関しては、
韓国の法律で(もちろん日本でも)禁止されている、
塩酸消毒を施している業者が、続々摘発されていています。
ちなみに、わが家では、旅行土産でいただく韓国海苔は、
大変申し訳ないのですが、廃棄処分してしまいます。

アメリカ食品医薬局(FDA)は、
韓国産のカキ、ムール貝、ホタテについて、
アメリカ国内の流通業者に、販売禁止を通告しています。
加工処理がされている缶詰も、販売対象から除外されており、
韓国産の水産品は、実質的に禁輸商品扱いされています。

韓国は、東日本大震災原発事故ののち、
福島県など、8県の水産物の輸入規制を続けています。
韓国内では、日本の韓国産海産物に対する規制強化は、
自国の規制に対する、意趣返しだという見方をしています。

かれらは、問題の本質を直視するつもりはなさそうですが、
韓国では、下水処理施設が十分に完備されていないため、
多くの糞尿や汚水が、海に垂れ流しの状態であり、
それが、養殖の海産物への汚染原因であることがわかっています。

韓国では、急速な経済発展の陰で、
安全や安心のための公共事業や、
インフラ整備を、後回しにしてきた経緯があります。
そのことが、セウォル号事件や、相次ぐ道路や橋の陥没事故、
水道、ガスなどの都市インフラ劣化への対応の遅れを招いています。
災害への備えも劣悪で、小規模の台風が直撃するだけで、
その度に、日本では考えられないような、大被害が発生しています。

それでは、インフラ強化に向かえばいいのに、
そちらへの投資意欲は、積極的ではありません。
くだんの「ケンチャナヨ精神」が、邪魔をするようで、
大事故や災害が起こる度に、市民は泣き叫ぶのですが、
時間がたてば、すぐに忘れてしまうのです。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。