さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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年齢と記憶力

 

よしをです。

 

以前も取り上げたことがあるのですが、年齢と記憶力についての話です。

記憶力は歳をとってもほとんど低下しません。

もし、低下していると感じているとしたら、

年齢とともに、記憶している情報量が多くなっているために、

正解にたどりつくのに、時間がかかるから、というわけです。

 

したがって、コツを知れば、

年齢を重ねても、記憶力を若いころと同じように発揮できます。

人間の脳は、

もし、すべての記憶を記録しようとすれば、パンクしてしまうので、

脳内で、記憶として残すべき情報かどうか、取捨選択をしています。

わたしもそうですが、昔のことをなかなか思い出せないことが多くあります。

そのような情報は、残す価値のないものとして、

わたしの脳が判断しているということなのでしょう。

                            

また、年齢を重ねると記憶力が低下するという思い込みそのものが、

記憶力を低下させるという、偽薬効果があるといいます。

 

記憶は、短期記憶と長期記憶に分類されます。

短期記憶とは、一時的に保管されている記憶のことで、

1か月ほどで、ほとんど忘れてしまいます。

長期記憶は、生きるために必要な情報や、出現頻度の高い情報です。

あたらしい情報は、まず、短期記憶として保管され、

その後、必要なものだけが、長期記憶として保存されます。

 

たとえば、ビジネスの相手と会っても、

一度では、なかなか名前を覚えられないものです。

しかし、繰り返し会って、話をすると、名前だけでなく、

その人に関わる、いろんな情報が、重層的に加わることによって、

出現頻度の高い情報として、記憶していくようになります。

これが、短期記憶から、長期記憶にかわっていくということなのです。

 

人間の記憶にとって、大切な役目を果たしているのが、

「海馬」という器官です。

海馬は、記憶を司る器官なのですが、記憶が高まるときがあります。

それが、シータ波という脳波を出しているときです。

シータ波が放出されるのは、歩いているとき、電車や車に乗っているとき、

つまり移動しているときに多く出るといいます。

したがって、電車通勤のときに、読書や勉強をするのは、おススメです。

また、初めての場所や、体験をしているときにも、シータ波が出ます。

あたらしい情報に触れると、海馬が活発に動くというわけです。

 

さらに、もっとも多くのシータ波が出るのは、睡眠中です。

海馬が、日中の活動中に仕入れた情報を、睡眠時に整理しているためで、

睡眠のタイミングを使って、より効果的に記憶力を高めることができます。

つまり、寝る前の学習が、知識の定着率をもっとも高くするのです。

 

学習の成果をあげるためには、記憶力だけでなく、

集中力を高めて取り組むことも重要です。

集中力を高めるためには、「25分集中して、5分休む」サイクルが、

効果的だということがわかっています。

 

学習効果をあげるためには、長期記憶への定着が必要であす。

そのためには、「反復する」、「関連づける」、「整理する」ことによって、

学習する内容を、頻出情報として、海馬に認識させることがポイントです。

 

わたしは、1月にも、またひとつ、資格試験を受験する予定です。

記憶の上手な定着を心掛けて、合格を目指して頑張ります。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。