株主優待券だけで生活できるか
よしをです。
株主優待とは、企業の株を所持するだけで、
企業のさまざまな商品や、サービスの提供が、
1年に1回、もしくは2回、特典として受けられるという仕組みです。
優待制度を実施している企業は、上場銘柄の30%以上、
数にして、1300社以上あるそうです。
株主優待を紹介する雑誌や、ネットでの人気ランキング発表など、
いろんなメディアで、かなり詳細に、サービスの紹介がされています。
外食チェーンの食事券や、商品券などが人気ですが、
カタログギフトや、変わったものでは、ジャンボ宝くじや、マラソンの参加権利、
自分史編纂などがあります。
厳密には、株主優待制度ではありませんが、
音楽会社のアミューズでは、株主総会終了後に、毎年おこなわれる、
所属アーティストによる、ライブ公演にも、注目が集まっています。
ちなみに、以前、エイベックスでも、2010年までは、
株主総会終了後にライブをおこなっていましたが、
現在は、ライブはなくなり、総会のお土産に、特製CDが配布されるそうです。
株主優待だけで生活しているということで、
その、特異なキャラクターも相まって、
テレビのバラエティ番組にも出演して、人気を博しています。
その桐谷さんは、投資するかどうかを判断する場合、
4%以上あれば、当該の株に投資する、という基準を設けているそうです。
桐谷さんの試算によれば、
もし、株式投資だけで、年収500万円並みの生活をしたいのであれば、
すべて思惑通りの配当を得るという、単純計算ですが、
税金や諸経費を除き、1億2500万円の投資が必要になります。
庶民には、かなりハードルが高いです。
桐谷さんは、元々、資産家だったわけではありません。
想像するに、ギャンブル性の高い投資はせず、若い頃から、
コツコツ投資を続けきて、資金力を高めてきたのでしょう。
以前も、お伝えしたことがあるかもしれませんが、
どんな種類の投資でも、
ひとつに絞って、若い頃から継続しておこなったほうが、
収益性についても、リスク回避という観点からも、断然有利です。
わたしの場合は、かなり遅くから、不動産投資をスタートしましたので、
その思いが、特に強くあります。
わたしの不動産戦略というか、方針は、
とりあえず収益がでるうちは、持ち続けて、
もし、売却価格と残債との差し引きで、プラスになれば、
売却を検討してみてもいいか、という曖昧戦略なのですが、
もし、20年前から投資を始めていれば、
物件によっては、そろそろアパートローンが終了し、
処分して現金化するとか、次の物件に投資するという楽しみもありました。
サラリーマンの場合、若い頃であれば、給与収入が少なく、
信用度が低いので、融資金額に限界があるというデメリットがあります。
投資する時期と融資金額のバランスが、難しいところではありますが、
桐谷さんの例をみると、
若い頃の投資への決断や、継続性の重要さを感じます。
さすが、勝負師、といったところでしょうか。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。