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ビール離れ

よしをです。

 

今年は、とんでもない猛暑でしたが、

 

ビールの出荷量は、13年連続で減少しています。

原因は、いわゆるビール離れにより、

アルコールの嗜好が、酎ハイなどのジャンルに移行したものだ、

という指摘がされていますが、

根本的な原因として、

若者のアルコール離れが、最大のファクターであることは確かです。

その中でも、個人的にも愛してやまない、

ビールの消費が落ち込んでいることについては、残念でなりません。

 

若者のビール離れは、なぜおこっているのでしょうか。

これは、ビールという飲料の性質によるところが大きいと思います。

ビールを飲み重ねると、

友人や同僚との会食や、仕事の打ち上げなど、

酒席での楽しい体験と相まって、

独特の苦みに、だんだん舌が慣れ、ビールが好きになってくるのです。

 

ほかのアルコール類や、タバコなどの嗜好品や、

香辛料なども、実は同じ特徴を持っています。

この中には、今の若者がビールを飲まないヒントが隠されているのです。

 

第1の理由は、

若者の好みに合った味のビールがないということです。

若者の嗜好は、単純に苦みを嫌い、甘みを好む傾向があります。

これは、ある意味、経験不足によるものです。

ビールに慣れていない人は、

口に含んだときの苦みが先に立ってしまい、

ビールの魅力である、飲んだときの、「のどごし」や、「スッキリ感」を、

感じることができないのです。

 

第2の理由は、

若い世代は、マーケティングがもたらす刺激に、淡泊であるということです。

端的にいえば、あまりテレビを観なくなり、

刺激的なビールのCMを目にする機会が少なくなったということです。

 

第3の理由は、

若者は、ビールを飲むことで得られる感動に、共感しにくいことです。

物心がついたときから不況にあった、今の20代は、

上司や先輩と酒を飲む機会が少なく、

組織に対する接し方も、上の世代とは異なっています。

組織や仲間との一体感や達成感を、

今の若者は、感じ取る機会が少なくなっているのです。

 

第4の理由は、

嗜好品全般に対する考え方の変化です。

若者の嗜好品離れは、

アルコールだけでなく、自動車や大型家電などの分野にもみられます。

若者のライフスタイルにおいて、欲望そのものが退潮していることが、

嗜好品離れの、大きな原因なのでしょう。

 

ということなんですが…。

若者よ、もう少しおじさんに付き合ってよ。

 

 

今回も、このブログを呼んでいただき、ありがとうございます。