さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

起業とか資格とか。趣味や思い出話など いろいろランダムに

嫌な仕事をポジティブに変える技

 

よしをです。

 

サラリーマンを長く続けていけば、

誰もが、嫌な仕事や、不快な経験をするものです。

それを乗り越えて、頑張ることで、

社内外での評価を受けられ、やがて出世にも影響が出るでしょう。

 

わたしは、それほど、世渡りが上手な方ではなく、

ストレートな発言によって、多少の損もしてきたように思います。

しかし、卑怯な振る舞いをしないことを心掛けて、

信頼関係を保つことを第一に、仕事をやってこられたので、

決して負け惜しみではなく、

自らのサラリーマン人生には、何ら悔いはありません。

 

ただし、やや強すぎる正義感や、融通の利かない点については、

多少は不徳の致すところという自覚もあって、

仲のいい同僚や先輩、後輩などからは、

「もっと上手に振舞う方法もあるのに」、とアドバイスをもらうことがあります。

 

先日、仲のいい会社の後輩(Aくん)と、

夕食を一緒にする機会がありました。

Aくんは、非常に人当たりがよく、

誰ともうまく交渉ができる、大変人柄のいい人で、

そのことを、わたしがほめたところ、

「そうじゃないんです」とのこと。

詳しく話を聞いてみると、

アルコールの影響もあってか、Aくんは、本音を話してくれました。

 

かれは、他人に優しいのではなく、嫌われることが怖いというのです。

他人に嫌われたくないために、親切に対応しているだけなのだと。

逆に、わたしのように、

時には、遠慮なく、自分の意見を主張することについて、

憧れをもっているというのです。

話をしてみないと、わからないものです。

 

そのかれが、紹介してくれた、後輩のエピソードを紹介します。

後輩のBくんは、少し小難しいところがあって、

同僚と距離を置いていたそうなのですが、

最近急に、仕事に積極性が生まれ、

職場の誰とも、明るく接するようになったそうです。

 

Bくんが担当するメインの取引先については、

得てして、大きな取引ゆえの無茶なオーダーも多いのですが、

それらのややこしい注文にも真摯に対応し、

やがて、新規のビジネスが持ち掛けられるようにもなりました。

元々、Bくんの能力は高いのです。

周囲のスタッフも、

人が変わったようなBくんの姿に、感心していたといいます。

 

実は、Bくんには下心があったのです。

メインの取引先にお目当ての女性がいて、

彼女に好印象を与えるために、努力していたのだそうです。

その彼女の親友が、自分の会社の同僚だったため、

親友から彼女に、自分の職場での評判が伝わるように、

社内の関係づくりにも、頑張ったということのようです。

 

Bくんの恋は成就し、お目当ての女性との婚約に成功しました。

元々、下心が前提だったとはいえ、

そのおかげで、皆が恩恵を受けたわけですから、

下心も悪くないといえるでしょう。

 

たわいもない話ですが、Bくんの姿勢から、学ぶべきものがあります。

辛い仕事を前向きにすすめるためには、特別な技など必要なく、

「気の持ちよう」だということが、よくわかります。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。