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虫歯は万病の元

よしをです。

 

歯磨きの歴史は意外に古く、数千年前からおこなわれていたそうです。

当然、太古の時代には、歯ブラシなどはなく、

木の枝や葉を使って、歯の間の汚れを取り除いていたと考えられています。

古代バビロニアの時代には、

麻を指先に巻き付けて、歯の表面を磨く方法が定着していたそうで、

これが、本格的な歯磨きの歴史のスタートといえそうです。

 

日本では、縄文時代や、弥生時代の遺跡に、

木の枝などを加工した道具を使って、歯磨きをしていた痕跡が認められます。

その後、仏教伝来とともに、

歯木(しぼく)という、柳の木の枝を加工したものが伝わっています。

 

古代の人びとにとっても、虫歯は悩みの種だったらしく、

平安時代に記された、日本最古の医学書・医心方(いしんぼう)には、

歯磨きによって、虫歯を予防するという記載がありますから、

一般的にも、歯磨きがおこなわれていたと考えられます。

時代はさらに下がって、江戸時代になると、

ようやく、房楊枝(ふさようじ)という、歯ブラシの元祖がつくられるようになりました。

これは、木の枝を煮込んで、柔らかくした後に、

叩いて繊維状にして、房状にまとめたものです。

江戸時代には、現代のような歯磨き粉はなく、

塩や、トウガラシやハッカを調合した薬を使って、歯磨きをしていました。

 

虫歯を放置しておくと、菌が歯茎から骨に移り、重篤化することがあります。

その病気を顎骨炎といいますが、さらに重篤化して、

菌が体じゅうに広がって敗血症という状態になり、命を落とす危険もあります。

虫歯が、口腔がんの原因になることも知られていますから、

まさに、虫歯は万病の元だといえるでしょう。

 

戦国武将の伊達政宗は、晩年、口腔がんに罹患し、苦しんでいました。

がんは、舌から食道に広がり、

やがて、がん性腹膜炎を併発して亡くなったと推測されています。

正宗の晩年の手紙には、

「舌の先が痛くて、食べ物を食べられない」、

「舌が乾いて、喉が痛む」、

などの症状の訴えが、多くあるそうです。

ひょっとすると、政宗も、虫歯由来の口腔がんに罹患していたのかもしれません。

 

子どもの頃の虫歯と比較して、

大人の虫歯は、自覚症状が少なく、治療が遅れがちになるといわれています。

とくに、就寝中にいびきをかくなど、口呼吸になって口腔が乾燥すると、

虫歯になりやすいといわれています。

 

ちなみに、以前、

いびき防止のために、口に張るテープを試したことがあるのですが、

気になって、まったく眠れませんでした(涙)。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。