すさまじく酷い朝日社説
よしをです。
少し前の朝刊ですが、
なにげなく、朝日新聞社説を読んで、ため息がもれました。
通常、この新聞は読まないのですが、
たまたま、なにかの包み紙として、自宅にあったものです。
この日が、民主党政権が発足してから10年目になるということで、
書かれた社説なのですが、その内容の酷さには目を疑います。
社説では、まずは、「安倍一強政治」を批判したうえで、
民主党政権を、もっと評価すべきと論じます。
要するに、現政権を批判するためだけに、
あの民主党すら、安倍政権よりもまともだと言い放っています。
社説を少し引用してみましょう。
「民主党政権が目指し、成し遂げたものを冷静、公平に評価しなければならない。「市民が主役」を掲げて結党した民主党の政策体系の基本には、「お任せ民主主義」から「参加型民主主義」への転換があった」、
とあります。
驚きました。
鳩山総理の故人献金と巨額の脱税問題を皮切りに、
普天間基地の県外移設案にともなう大混乱、
尖閣沖漁船衝突事件における、船長釈放や動画隠蔽など、
さまざまなスキャンダルが続き、
八ッ場ダムの建設をめぐっては、
民主党政権は、高らかに建設中止を宣言しましたが、
その後、工事が再開され、いよいよ完成するそうです。
「2位じゃダメなんですか」発言で、
蓮舫氏を一躍有名にしましたが、
ほとんど、成果をあげることができませんでした。
無駄の削減によって、16.8兆円削減するとしていましたが、
実際に、事業仕分けによって削減できたのは、
1,6兆円にすぎませんでした。
削減された予算のなかには、
大学の研究費や、科学技術分野の予算の大幅削減があります。
研究費の削減は、将来の同分野の発展を阻害するものであり、
わたしは、将来にわたっての禍根になるように感じています。
東日本大震災は、
民主党政権にとって、不幸なタイミングで発生しましたが、
菅直人首相が、ほとんどパニックに陥り、
原子炉への注水の遅れや、
外国からの救援を拒否するなど、対応も、ちぐはぐでした。
事左様に、朝日新聞が主張する、
民主党政権の、「市民が主役」とか、「参加型民主主義」といった、
活動や実績については、
残念ながら、わたしは見つけられないのです。
さらに社説を引用します。
「立憲民主党や国民民主党は、かつての政権運営の「遺産」を生かし、自分たちの理念を実現するための政策を磨きあげる必要がある。それこそが、巨大与党に対抗する一歩になるはずだ」。
どう記憶を巡らせても、
「将来に生かせる遺産」ではなく、「負の遺産」しか見つけられません。
いつものように分裂しては、野合を繰り返す醜態です。
そこに、野合と呼ばれないような「理念」があるように思えないのです。
朝日新聞が中心となった政権への攻撃、いわゆる「もりかけ問題」は、
「結論報道」の定型的なパターンです。
かれらにとっては、それが、ファクトであろうがなかろうが関係なく、
安倍首相や政権を批判するネタであれば、それでいいのです。
どこからどうみても、汚職事件などではなく、
むしろ、「事件」ですらない事象を、大問題であるかのように煽り立て、
印象操作をおこなって、首相や政権を貶めようとしています。
「もりかけ問題」にみられる、印象操作の手法は、
戦前には戦争を礼賛し、慰安婦問題を捏造した、
朝日新聞の伝統的な手口です。
かれらが、
戦前戦後にわたって、日本の国益を著しく棄損してきたことを、
国民は心して知るべきと思います。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。