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バレると恥ずかしい学歴詐称

よしをです。
公職選挙法によれば、公職の候補者が、虚偽の事項を公にした場合、
2年以下の禁固または30万円以下の罰金に処せられます。

最近の政治家の経歴詐称といえば、
参院議員蓮舫氏の国籍問題が思い浮かびますが、
もっとも多い経歴詐称は、学歴に関するものでしょう。
なぜ、政治家の学歴詐称がなくならないのかといえば、
候補者の見得、もしくは、学歴が有権者の投票行動に影響すると、
候補者自身が考えているからなのでしょう。
とくに外国の大学の場合、真偽を突き止めにくいという事情もあります。

小池百合子氏は、1952年、兵庫県芦屋市生まれ。
甲南女子高校を卒業後、関西学院大学社会学部に入学しますが、
中退して、エジプトに留学します。
カイロ・アメリカン大学からカイロ大学に移り、
カイロ大学を1976年に卒業しました(主席卒業と説明)。
帰国後は、アラビア語通訳として、しばらく活動し、
1979年から6年間、「竹村健一の世相講談」でアシスタントを担当し、
その後、フリーキャスターとして、
テレビ東京ワールドビジネスサテライト」の初代キャスターを務めました。

1992年に、当時の日本新党から参議院選挙に立候補して当選し、
政治家としてデビューしました。
その後、自民党に移り、小泉内閣では環境大臣に就任、
衆議院に鞍替えし、第一次安倍内閣では防衛大臣に就任しました。
2016年に、東京都知事選に立候補して当選し、現在に至ります。

小池百合子東京都知事の、
カイロ大学主席卒業」という学歴については、
詐称疑惑が、たびたび週刊誌などで取り上げられてきました。
2018年7月号の文芸春秋に掲載された、
「虚飾の履歴書(著者石井妙子)」のなかで、
留学時代のカイロで、小池氏と同居していたという日本人女性(Aさん)が、
当時の暮らしぶりなどを語っています。

Aさんによれば、
1976年5月、小池氏は、カイロ大学の進級試験に落第し、
卒業できないまま、日本に帰国しました。
ところが、帰国後、小池氏は、
カイロ大学文学部社会学科卒業」という肩書を使い始め、
Aさんには、卒業したと嘘をついていたことを認めていたことなどが、
当時のAさんの日記や、母親に宛てた手紙に書き残されています。
また、小池氏は、アラビア語の通訳をしていたとありますが、
Aさんは、そのような活動はできなかっただろうと証言しています。

Aさんによれば、小池氏のアラビア語は、
英語でいうところの、「THIS IS A PEN」レベルのもので、
通訳をすることはもちろん、大学での勉強には、
到底ついていけなかったと述べています。

カイロ大学など、エジプトの大学では、
不正卒業証書の発行が、組織的におこなわれてきました。
カイロ大学の学長は、2015年のテレビインタビューで、
偽造には、業者が介在していて、
不正卒業証書が存在することを認めています。
要するに、卒業証書は、書類としては瑕疵がなく、
公式なものであっても、まったく、あてにならないということです。

都知事選が近くなり、またぞろ小池氏の学歴詐称疑惑の記事が、
週刊誌の見出しに踊っています。
中身は読んでいませんが、前述のAさんの証言の繰り返しでしょう。
ホリエモン新党の動きやらもあって、
政治の世界とは、まことに奇々怪々です。

小池氏が疑惑を晴らしたいのであれば、方法は簡単です。
カイロ大学主席卒業の語学力を駆使して、
外国人記者クラブで、アラブ圏の記者と、
アラビア語でやりとりをしてみればいいのです。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。