さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

起業とか資格とか。趣味や思い出話など いろいろランダムに

朝日新聞と世論調査

よしをです。

朝日新聞は、コンピューターで機械的に選んだ番号に、

オペレーターが電話する方式で、世論調査をおこなっています。

最近の調査では、固定電話のほかに、携帯電話へもアプローチしています。

名簿や電話帳をもとにしておらず、読者限定の調査ではないため、

公平なデータであるというのが、朝日新聞の主張ですが、

仔細にみてみると、いくつかの疑問が沸き起ってくるのです。

 

まず、気になるのは、アンケートへの回答率の低さです。

おおむね45~50%前後を示しているのは、

朝日新聞の調査であると聞いて、

電話を切ってしまう人が、半数程度いるということなのでしょう。

この時点ですでに、

朝日新聞のアンケートに応じた人」というバイアスがかかり、

さらに細かくいうならば、この45~50%の回答率というのは、

朝日新聞からの質問を、最後まで聞いて、回答した人」という、

標本母体であることを示しています。

 

選挙の出口調査などでも、独特な傾向があり、

アルバイト経験者に聞いたところによると、

朝日新聞」や「赤旗」と名乗って出口調査すると、NHKや通信社よりも、

投票に来た有権者から、避けられる率が高いそうです。

同じような設問(たとえば内閣支持率など)をしても、

新聞社やテレビ局によって、かなり異なる調査結果がでるというのは、

調査に応じる側が媒体を選んでいることに起因すると考えていいでしょう。

 

なかでも、朝日新聞は、

世論調査を、自社の都合のいい結果に反映させるために、

回答を誘導させる手法をとっていて、個人的に気に障ります。

 

たとえば、今年の1月の調査には、このような設問が設けられています。

「あなたは安倍政権のもとで、憲法改正をすることに賛成ですか」。

(賛成32 反対50 その他18)

桜を見る会をめぐる一連の問題で、安倍政権の対応に納得できますか」。

(納得できる14 納得できない73 その他13)

 

憲法改正について、「安倍政権のもとで」の但し書きは必要なのでしょうか。

桜を見る会」に、「問題(がある)」前提で語られているのは、

不自然な質問の仕方なのではないでしょうか。

朝日新聞は、これらの手法が誘導とわかっていて、あえて使っています。

 

朝日の「声」欄や朝日歌壇にも、不思議なコメントや歌が並んでいます。

朝日があえて選んでいるためか、

それとも、毎日、この新聞の紙面を読んでいると、

読者が必然的にそうなってしまうのかはわかりませんが、

紙面に掲載された意見は、反政府、反自民的な内容がほとんどです。

(歌壇の場合、オピニオンではないので、さらに巧妙というか悪魔的です)。

 

朝日に限らず、新聞社はフェイクを事実らしく見せることに長けています。

新聞社の売り言葉に、

「新聞を読む子どもは学力が高い」というものがあります。

現在はそうでもありませんが、

かつては、一般的に新聞を購読しない家庭は、

所得水準が低く、子どもの教育への関心が薄い傾向がありました。

しかし、新聞を読んだから勉強ができるようになったという、

直接的な因果関係があるわけではありません。

 

日経新聞が「就職内定者に日経購読者が多い」と主張するのも同じことで、

就職のために必要だと思う人が日経を読んでいるだけで、

日経を読んだから、内定を取れたわけではありません。

 

畢竟、われわれには、新聞を裏読みする力が必要だということです。

テレビのワイドショーも同じですが。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。