REITについて
よしをです。
不動産投資をしている立場上、REIT(不動産投資信託)についても、
少しだけ触れてみたいと思います。
「少しだけ」と但し書きをするのは、
わたし自身が、
REITに対して、あまり前向きでないことが、起因しています。
一般の証券取引と同じように、2000年11月から、
金融商品としての不動産が、運用対象となりました(証券投資信託法)。
具体的には、REITの運営会社が、
投資家から集めた資金で、
オフィスビル、マンション、商業施設などを購入し、
家賃収入や売却益を投資家に分配するという仕組みです。
REITの長所は、
①比較的安定的な配当が期待できること
②小額から投資できること(1口10万円~100万円単位で投資可能)
②上場株式と同様に、取引所で売買できること(換金性が高いこと)
③運用は不動産のプロが担当するため、運用の手間がいらないこと
④さまざまな用途の不動産への分散投資が可能なこと
⑤年間利益に対する非課税優遇措置があること
いいこと尽くめのようですが、わたしはあまり触手が動きません。
不動産投資において、
わたしは、どうしても実物不動産のほうに興味があります。
実物不動産を所持するのは、REITよりもリスクは大きいですが、
得られるものも、リスク以上に大きいと感じているからです。
不動産を所有しているという実感を得られることや、
衣食住のひとつである、「住」によって、
店子さんの生活を支えているという責任感とともに、
「自分の努力次第で、収益向上の可能性がある」ことが、
実物不動産投資の、一番の醍醐味だと考えています。
投資においても、やはり、汗をかいた分の努力は報われるはずです。
以前、不動産のサブリース(一括借り上げシステム)について、
辛口の言及をしたように、
「他人任せの投資では、うまくいかない」、という、
わたしなりの、確信に近い思いがあります。
REITの比較検討の対象としては、
たとえば、わたしは、国債や地方債などをイメージします。
これらは非常に手堅い資産運用ですが、
わたしのイメージする投資とは、方向性が違うように思います。
投資とは、
①リスクに見合う、リターンが期待できること
②収益向上に、努力の余地があること
だと考えています。
堅実な資産運用として、REITは、かなり有力ですが、
不動産の勉強にはなりません。
わたしは、勉強をしながら、不動産投資をしていきたい質なので、
REITは、自分の趣旨とは異なると感じているということです。
今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。