さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

起業とか資格とか。趣味や思い出話など いろいろランダムに

タトゥーの扱い

 よしをです。

 

日本では、縄文時代から刺青を入れる慣習があったようです。

本来は、部族の装飾や、護符などを意味するものだったと思われます。

しかし、時代が下がり、

罪人の顔や腕などに、刑罰の意味で彫られるようになり、

入れ墨には、忌みの意味合いが定着したと思われます。

日本では、明治になって、入れ墨禁止令が発令されていて、

この時点で、入れ墨が悪であるという印象が完成しました。

 

中国や朝鮮など、東アジア全体でも事情は同じで、

楚漢時代に活躍した、黥布という将軍は、元罪人で、

刑罰として、顔に入れ墨が入れられていたことが記録されています。

 

禁止されているものを、わざわざ施す行為は、アウトローのやることです。

実際に、反社会勢力の人が入れ墨を入れるケースが多く、

温泉施設やゴルフ場など、入れ墨禁止の場所は多くあります。

しかし、伝統的な和彫りのほかにも、

いわゆるタトゥーといわれる、

洋風の入れ墨を入れた人を見かけるようになりました。

タトゥーを入れている、外国の有名スポーツ選手の影響などもあってか、

ひと昔前よりも、入れ墨を入れている人が目立つように思うのです。

 

サッカー選手なんかは、実にひどいですね。

オーストラリアやニュージーランドの、

先住民族のスポーツ選手(ラグビーなど)にみられる、

民族の象徴としてのタトゥーには、個人的にも一定の理解ができるのですが。

 

近年は、外国人観光客が増えました。

タトゥーを入れている外国人の扱いに関して、

観光地を中心に、頭を痛めているといいます。

 

外国では、タトゥーはどう思われているのでしょうか?

オーストラリアやニュージーランド先住民族のように、

文化や伝統の一部を意味するという国も、存在するようです。

たとえば、タイにおいても、護符を意味するといわれていますが、

あるタイ人に聞いたところ、

やはり、かの国でも、タトゥーを入れるのは、

アウトローのやることだという認識があるのだそうです。

アメリカでも、タトゥーを入れていることは、世間体がよくないといいます。

近年、海兵隊や警察組織などでも、

肌が露出する部分に、タトゥーを入れなくする規定をつくる

動きもあるといいます。

また、データの出元は不明ですが、

タトゥーを入れているアメリカのビジネスマンの中で、

4人に1人が、後悔しているという情報もあります。

 

「そもそも、ビジネスマンが、タトゥーはちょっと…(苦笑)」

 

普通の日本人は、入れ墨を入れた人に、本能的な嫌悪感を覚えますし、

入れ墨を入れている人が、反社会勢力である可能性がある限り、

公共の施設などへの出入りを制限するのは、当然だと思います。

日本では、入れ墨に対して、

生理的にも、文化的にも、許容できないのです。

 

日本には、表現の自由がありますから、

入れ墨を規制することは、難しいでしょう。

しかし、そういう人は、プールや温泉や、ゴルフ場には入れませんし、

まともな会社への就職は難しいでしょう。

表立っては、誰も言いませんが、

銀行口座の開設や、住宅ローンについても、

ハンデがあることを自覚すべきでしょう。

入れ墨を入れた人には、それなりの覚悟をもってもらいたいものです。

 

外国人観光客は…、困ったものですね。

温泉旅館に泊まって、タトゥーの入った外国人と一緒の風呂に入るのは、

個人的には、ご勘弁願いたいですが…。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。