さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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嗜好品と習慣性

 

よしをです。

 

嗜好品とは、栄養や治療効果などを期待せず、

味や雰囲気を楽しむ食品、飲料などのことで、

コーヒーやお茶、アルコールや炭酸飲料、菓子、タバコなどが含まれます。

嗜好品を嗜むことでリフレッシュしたり、気分が高揚、リラックスするなどの、

プラス効用がありますが、習慣性や中毒症という、マイナス効用もあります。

 

習慣性に関して、典型的なものはタバコで、ニコチン中毒を誘引します。

カフェイン、アルコールについても同様に、中毒症状を伴うことがあります。

また、嗜好品一般について、心理的な習慣性を有すことがあります。

 

高校時代の同級生に、仁丹の愛用者がいました。

(あだ名も、「仁丹」でした)

愛用者というよりは、今から考えると、中毒者に近く、

授業中も、いつも仁丹を口に含んでいました。

 

仁丹は、1905年に森下仁丹から発売された口中清涼剤で、

銀箔でコーティングされた丸薬です。

桂皮、丁子、生姜など、10種類以上の生薬が配合してあり、

その配合や、丸薬の形を、100年以上変えていません。

現在も、年配者を中心に、その独特の匂いを好む、根強い愛用者がいます。

 

仁丹には、老人のイメージが強くあります。

その当時でも、高校生が愛用するのは、違和感がありました。

なぜ、かれが仁丹を愛用することになったのか、

理由を聞いたことはありませんが、中毒状態だったことは、間違いありません。

 

最近、制汗剤などでつかわれている銀イオンには、

きわめて強い殺菌、抗菌作用がある反面、強い毒性が指摘されています。

仁丹は、銀箔に包まれています。

以前、都市伝説の類いで、仁丹の銀箔による人体への悪影響が、

囁かれたこともありますが、銀箔に含まれる銀は、ごく少量ですから、

多少常用したところで、おそらく、人体には影響のない範囲でしょう。

 

現在では、ミント系のタブレットが多く出されているので、

それらに依存している人も多いと聞きます。

化学物質の塊のようなミントタブレットを常用するよりは、

生薬中心の仁丹のほうが、健康にはいいのでは、と考えますが、

何事も、過ぎたるは及ばざるがごとしで…。

 

タバコやアルコールのように、

その依存性が、明確に、健康への悪影響があるもののほかにも、

嗜好品と習慣性の問題は、

リスクの深刻度はともかく、避けて通れないテーマなのかもしれません。

 

わたしたちは、人間が作り出した化学物質に囲まれて、生活しています。

そのすべてから逃れることは、すでに不可能ですし、

そもそも、地球にいるわたしたちは、

太陽光線を、太古の時代と変わらず毎日、浴び続けているわけですから、

たとえ原発を全廃しようが、放射線の危険からは、永遠に逃れられません。

太陽光は、体内のビタミンの生成に欠かせない栄養分であると同時に、

皮膚がんのリスクも持ち合わせています。

どのみち、人間は、

自然との折り合いをつけて、生活しなければならない運命なのです。

過敏症は、ほどほどに、というわけです。

 

ちなみに、個人的な見解ですが、

仁丹より、ミントタブレット中毒のほうが、

金銭的な負担が大きいという意味で、マイナスの影響が大きいと思います。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。