さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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銀行員とIT

 

 

よしをです。

 

以前も取り上げたことがありますが、

ITの進化で、今後、人間が不要になる産業がどんどん増えてきます。

その代表的な仕事のひとつが、銀行の各業務だといわれています。

 

フィンテック・フィナンシャル・テクノロジーとは、

金融と科学技術を組み合わせた造語です。

金融界も、他産業と同じく、技術革新によって、

今後、さまざまな仕事が、ロボットに代替されるといわれています。

対象になる銀行業務は、窓口業務、資産運用アドバイス

金融商品販売、融資担当業務など、ほぼすべての営業業務を含んでいて、

それらの業務は、20年以内に、ほぼ消滅するだろうと予想されています。

 

銀行では、現在もすでに、コンピューターが主要業務に関わっています。

融資担当は、コンピューターのデータに従って、融資をしています。

たとえば、法人への貸出業務に関しては、

財務データをパソコンに打ち込めば、

貸し出しの限度額が算出されるシステムがあります。

また、ユーザーには公開していませんが、

銀行は、資産内容などの個人情報を、ほぼ正確に把握しています。

 

公共料金のコンビニ支払いは常識になりましたし、

ほとんどの決済はネットで可能になり、ネットバンキングも普及しています。

銀行の店舗が減少していくのは業界全体の流れであり、

報道によれば、メガバンクのCD機の統合も、すすんでいくといいます。

 

支店やCD機が削減され、窓口業務や事務作業が減っていけば、

それに携わっている銀行員の仕事がなくなるということです。

前述のように、融資業務やアナリスト、トレーダー、ディーラーといった、

かつての花形業務も、ITにとって代わられます。

 

AIは、参照するデータが膨大であり、

投資や運用に関しては、人間よりも優秀です。

なにより、投資の現場においては、

人間であれば、心理的な影響などで、チャンスを逸することもありますが、

機械には、躊躇がないので、判断を誤ることがありません。

これこそが機械の強みです。

ディーリングや投資で、能力を発揮するのは、

囲碁やチェスなどのボードゲームで、圧倒的な強さを発揮することと、

まったく同じ理屈です。

 

日本の金融機関は、

欧米に比べて、フィンテックが遅れているといわれていますが、

とくにメガバンクを中心に、今後は加速的にすすんでいくと想像します。

すなわち、今後、銀行員のリストラがすすんでいくということであり、

対象になる40~50代行員は、

早急に、セカンドキャリアの準備が必要になりそうです。

 

わたしと同じ世代の優秀な学生は、こぞって都市銀行を目指したものですが…。

昭和は遠くなりにけり、か。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。