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パチンコに強力なライバル登場

よしをです。

 

 

以前にもお伝えしていますが、パチンコは、実質的に私営賭博場です。

賭博場が、ほとんどの国内の駅前に存在しているというのは、

かなり異常な状態だと思いますし、

都会の一等地に、私営賭博場が堂々と並んでいるさまは、

言葉を選ばずにいえば、日本人として恥ずかしく思います。

 

しかし、このところ、パチンコ業界にも陰りが出始めています。

1994年に、3400万人いたというユーザーは、

最近では900万人を切るような状況で、

今後ますます、減少していくように思われます。

 

度重なる出玉(換金)規制が、業界に影を落としています。

昨年にも、ギャンブル依存症対策として、出玉規制が強化されました。

その結果、以前なら、1回の大当たりで2400個だったのが、

現在では、1500個に減らされ、換金性も低減されました。

 

パチンコの衰退の理由は、

もちろん、出玉規制の影響が大きいとは思いますが、

もうひとつの要素は、強力なライバルが現れたことだと考えています。

 

最近、コンビニエンスストアの、スナック菓子の売上が、

落ちていることをご存知でしょうか。

その理由は、スマートフォンです。

つまり、スマホを触るために、手に、油や塩をつけたくないということで、

若者が、スナック菓子を忌避しているのだそうです。

スナック菓子のあらたなライバルは、スマホだったというわけです。

 

パチンコの場合にも、意外なライバルが現れました。

それはFXです。

FXは、わざわざ外出しなくても、自宅で売買できますし、

勝負が極端に早く、エキサイティングなのです。

パチンコ屋で、数万円の儲けを得るためには、

丸1日費やさなければなりませんが、FXなら1分でOKです。

 

また、売買以外のコストに関しては、

多くのFX会社が取引手数料を無料にしていたり、

有料の場合でも、ごくわずかです。

ちなみに、FXはスマホでも売買できます。

 

パチンコの手数料率は、店によって少し差があるようですが、

およそ、10%程度だといわれています。

競馬で20%、宝くじなら50%が、胴元の懐に入りますから、

本来、パチンコは手取りの多いギャンブルだったのです。

しかし、FXは、さらにそれを上回る、割のいいギャンブルだといえます。

 

パチンコは、今や、高齢者や生活保護者、情報弱者のものです。

しかし、スマホ保有するのは、今や常識です。

これからは、情報弱者も、どんどん少なくなってきます。

(わたしは、スマホをもっているホームレスを見たことがあります)。

かれらが、より多くの情報に触れたとき、

パチンコには、もう、魅力を感じなくなる日が来るのではないでしょうか。

 

若者には可処分所得も少なく、

ゲーム性だけでいえば、スマホの無料ゲームで、充分楽しめます。

したがって、現在、900万人いる、パチンコのユーザーは、

これからも、年を追うにしたがって、

既存のファンを失って、じりじりと減少するとともに、

客単価も減っていくことは、間違いありません。

 

今後、パチンコ店は、櫛の歯を引くように減っていきますが、

パチンコ店の閉店によって、駅前の一等地の不動産がどうなっていくのか。

わたしは、こちらのほうに、断然興味があります。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。