さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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子どもを花粉症にしたくない

よしをです。

 

春といえば、本来なら、実に爽やかな季節だと思うのですが、

花粉症の身としてみれば、まさに地獄の季節です。

わたしは、スギとヒノキに反応するタイプです。

花粉対策のために、居間と寝室には空気清浄機を設置し、

洗濯物や布団は外干ししないなど、細心の注意を払っていますが、

それでも、朝夕には、激しくアレルギー反応がおきます。

わたしの場合は、2月上旬から4月末まで、花粉症アレルギーが続き、

症状としては、おもに、目のかゆみや鼻水に悩んでいます。

 

花粉症は、日本だけの問題ではなく、世界各地でみられます。

アレルゲンは、地域それぞれで異なっています。

たとえば、ヨーロッパでは、イネ科の植物(カモガヤなど)や、

ヨモギ、シラカバの花粉症が知られています。

また、アメリカでは、ブタクサ花粉症が、

日本のスギ花粉と同じ程度の罹患率だといわれています。

そのほかには、カナダやオーストラリア、南アフリカなどでも、

その土地に応じた花粉症が、存在しているそうです。

 

決定的な対策は難しいように思われますが、

20年来の花粉症患者として、

できれば我が子には、同じような目に遭わせたくないと考えています。

 

アメリカ・シカゴ大学の調査で、清潔すぎる環境は、

かえって、子どもの免疫向上を損なう可能性があるという指摘があります。

自然での遊びによって、

泥や樹木、虫や動物などを介して、細菌に触れることで、

子どもの免疫力が向上し、病気になりにくくなるということだそうです。

研究によれば、とくに、家畜との触れ合いに関して、

免疫効果の向上効果が認められるといいます。

 

西欧では、牧場で育った子どもは、

昔から、喘息やアレルギーになりにくいことが知られています。

町で育った子どもに比べて、牧場で育った子どもは、

花粉症になる確率が、30%ほどだというデータがあります。

また、喘息の発症率は、15%程度に抑えられています。

 

日本の環境では、牧場近くに住むことは難しいと思いますが、

自宅でペットを飼育することでも、アレルギーの低減効果はあるそうです。

(これはひとつ、対策案として考えてみることにしましょうか)。

 

マンションなどの都市空間や、さまざまな除菌グッズの普及など、

現代人の生活は、雑菌や汚れなどから徹底的にガードされた生活によって、

人間が本来備えるべき免疫力が奪われるという、

皮肉な反作用が起きてしまいました。

快適さと引き換えに、

人類の祖先が日頃慣れ親しんでいた、有益な細菌や、無害な雑菌、

危険度の低い細菌に触れる機会を失ってしまったのです。

 

乳酸菌飲料が、花粉症対策として注目されています。

現代社会においては、本来、自然と触れ合うことで得られた細菌を、

人工的に取り入れて補う必要があるということなのでしょう。

 

わたしも幼少の頃は、相当な自然児だったのですが、

今になって、あまり恩恵がないのは悔しい気がします。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。