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160キロ投手

よしをです。

 

岩手県大船渡高校の、佐々木朗希投手が、

163キロの速球を投げたことで、注目されています。

これは、日本人投手としては、

エンゼルス大谷翔平投手の165キロに次ぐ記録だそうです。

 

投手のスピードアップは、佐々木投手や、大谷投手だけではありません。

日本でも、プロ、アマチュアともに、

全体的に早い球を投げるピッチャーが増えているように思います。

ひと昔前なら、150キロを超える速球を投げるのは、

リリーフピッチャーに限られていましたが、

たとえば、今シーズンは、千賀投手(ソフトバンク)が161キロ、

国吉投手(DeNA)が161キロと、

立て続けに、160キロを超すボールを投げています。

 

なぜ、多くの投手が早いボールを投げられるようになったのか、

理由がいくつか指摘されています。

 

要因のひとつが、トレーニングの進化です。

投手のトレーニングといえば、走りこんで下半身を鍛え、

ボールを多投してフォームを固めるのが一般的でした。

しかし、現在では、

単に走ったり、やみくもに投げ込む練習では、効果がないことは常識となり、

投球動作に重要な、肩甲骨や股関節周りや体幹のトレーニングを、

効率よくおこなうことで球速をアップさせるという手法が確立しています。

 

また、ハイスピード映像の導入や、タブレットの活用など、

映像技術の再現性のアップにより、

体の正しい使い方を、学習する機会が増えていることも、

レーニング効果を向上させています。

 

心理的な効果も、無視できません。

科学トレーニングの進化により、

これまで破ることはできないと考えられてきた、「160キロの壁」を、

現実に、突き抜ける選手が現れたことが、

後続の速球投手を生む、もっとも大きなファクターなのかもしれません。

スピードガンの申し子、中日の小松辰雄投手が150キロを計測してから、

プロだけでなく、高校生でも、150キロを超える投手が続々と現れました。

これからは、160キロをひとつの基準として、

さらに上を目指す選手が現れてくることでしょう。

 

あとは、個人的な感想ですが、背の高い投手が増えたことも、

速球のスピードアップを生み出す根拠となっているように思います。

かつては、あまり背の高い投手は、

コントロールが悪いとして、敬遠され気味でした。

(たとえば、巨人に在籍していた、ジャイアント馬場さんなど)。

しかし、現在、メジャーで活躍する日本人投手は、

大谷翔平(193センチ)、ダルビッシュ有(196センチ)、田中将大(190センチ)、

と、いずれも、190センチを超える、長身の選手が成功しています。

身長や手のアーチが長ければ、それだけ腕の振りが大きくなりますから、

速球がスピードアップするのは当然のことです。

 

佐々木朗希投手は、189センチだそうですが、まだ身長は伸びそうです。

野球ファンにとって、楽しみな時代がやってきました。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。