さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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社内失業の時代

よしをです。

 

日本では、人手不足が深刻な状態であると喧伝されていますが、

あらゆる分野において、労働力が不足しているわけではありません。

実は、多くの企業では、若手の確保には苦労しつつ、

大量のホワイトカラーを抱えて、人員構成のアンバランスに悩んでいて、

これが、企業の成長にブレーキをかける大きな原因にもなっています。

余剰となっているのは、人事や総務、経理などの、

いわゆる、間接部門の内勤社員です。

 

会社は、これらの内勤スタッフを、

営業や事業開発などの、収益部門に異動させようとしますが、

長年、間接部門を担当してきた社員が、

急に、外向きの部署に配属されても、成功するとは考えづらく、

たとえば、わたしの会社でも、

内勤スタッフを営業外勤に異動させていますが、

成功した例は、ほとんど見ることはありません。

 

かれらは、社内をたらい回しにされた挙句、

会社の中で働き場所を失い、やがて、社内失業者となってしまいます。

そして、会社からは、これらのベテラン内勤社員に対して、

退職勧奨がおこなわれるという仕組みになっています。

実際に、昨今では、おもに45歳以上のベテラン社員を対象に、

大手企業のリストラの動きが加速しているのです。

 

わたしも自覚があるのですが、年齢があがるにしたがって、

社内での働き場所が、限定されてきます。

最新の技術や、知識を要求される部署での仕事は難しくなるし、

老眼で、目は見えなくなるといった具合で、物理的な対応も難しくなり、

元部下や後輩との接し方についても、お互いが気を遣うといった、

コミュニケーションの苦労もあり、わたしを含む、同世代の社員は、

どんどん、「扱いにくい中高年」になってしまいます。

 

そのまま、会社に居続けることが苦痛になれば、そろそろ決断の時期です。

自分を必要としていない会社など、やめてしまうべきなのです。

 

会社にしがみつかないで、自分で活路を見いださなければなりません。

自分が、経理や人事といった内勤であれば、それは逆に大きなチャンスです。

その専門分野の勉強をして、資格を取得するとか、

その気になれば、いくらでも起業や転職の機会はあるはずです。

 

自分は、何のために生まれてきたのか、自らを見つめなおしながら、

前向きに、第二の人生を考えなければなりません。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。