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GSOMIA騒動記

よしをです。

 

今年の5月に放送されたバラエティ番組で、

作家の岩井志麻子さんが、韓国国会議長の一連の発言に対して、

韓国人気質を、「手首切るブスみたいなもの」と発言し、

その後、番組を制作した関西テレビが、

不適切表現により、謝罪する事態になりました。

 

GSOMIAの延長是非に関して、

今回、韓国は、「切るぞ、切るぞ」と日本を威嚇するうちに、

本当に手首を切ってしまいました。

 

手が滑ったのでしょうか。

 

現実的には、レーダー照射事件や、旭日旗問題などで、

日韓は安全保障の領域でも、互いに不信感がつのっており、

このままGSOMIAを延長しても、形骸化したであろうとは想像できます。

したがって、日本にしてみれば、実効性において、

あまり意味のない約束事なのですが、破棄となると、話は別です。

韓国は、破棄ではなく、「延長しないだけ」と主張していて、

このあたりの言いぶりも、気味が悪い限りです。

 

韓国にとっては、

アメリカにおいて、不信感をもたれることは疑いなく、

下手をすると、アメリカから経済制裁を食らう危険があります。

また、さらに、日本との対立が深刻度を増した結果、

日本企業の撤退や、

日本の金融機関の資金引き上げがおこなわれれば、

航空便の減便、日本製品不買運動とは、

比較にならないほどの、甚大な悪影響が懸念されます。

 

通商問題を、安全保障問題で意趣返しするという、

無法な振る舞いによって、国際的な信頼性も下がり、

通貨価値や株価、国債の信用度もさがってしまうでしょう。

 

対する日本の影響は、さほど大きくなりません。

もともと、韓国からの軍事情報の信頼性は低いうえ、

日本の衛星の情報を受けられないと、困るのは韓国のほうです。

なぜなら、韓国は偵察衛星保有していないのです。

 

ちなみに、韓国は、

千里眼1号という、気象衛星保有していましたが、

平昌オリンピック期間中に故障し、

この間、日本の気象衛星ひまわりの情報を得ていました。

昨年12月には、気象および通信衛星の機能を備える、

千里眼2号を打ち上げ、現在はこちらの2号を運用しているようです。

もし、以前のように、衛星が故障した場合には、

また、日本から気前よく、気象情報の協力を得られるのだろうかと、

いらぬ心配をしてしまいます。

ちなみに、韓国の気象庁は、台風の進路予測もできないそうですが、

せいぜい、自力で頑張ってみてください。

 

さまざま論究されているように、このようなリスクを踏んでまで、

GSOMIAの延長をストップする、合理的な理由が見つからないのです。

以前、元韓国大使の武藤正敏氏は、

GSOMIAに関する、韓国の対応について、

常識的に考えれば延長だが、

「韓国の人は感情的になったときに、なにをするかわからない」と、

GSOMIAの破棄を、予言するような発言をしていました。

 

日本は、

「国家的な自尊心まで傷つけるほど無視を続けてきた」のだそうです。

今、目の前に、手首を切った、血まみれのブスが転がっているのですが、

さて、どう対応したらいいのでしょうか。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。