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グレタ・トゥンベリさんの国連

よしをです。

 

16歳のスウェーデンの環境活動家、

グレタ・トゥンベリさんの活動が注目を集めています。

地球温暖化にノーを突きつけ、

今年のノーベル平和賞の候補になっているといいます。

 

グレタさんの活動の原点は、

昨年8月におこなった、ストックホルムの議会前に座り込む、

「環境のための学校ストライキ」でした。

グレタさんはひとりで、3週間にわたって、

温室効果ガス削減を求めるストライキを、おこなったのです。

その後も、毎週金曜日に、学校を休んで抗議を続け、

その活動がSNSで拡散し、大きな注目を浴びました。

ヨーロッパ各国で、

金曜日におこなう学校ストライキの輪が広がり、

今年の9月におこなわれた、国連気候行動サミットでは、

演説もおこないました。

 

「若者たちは、あなたたちの裏切り行為に気づきはじめている。すべての未来世代の目が、あなたたちに注がれている。もし、わたしたちを失望させるなら、決して許さない。逃げおおせはさせない」、

「苦しんでいる人たちがいる。死に瀕している人たちがいる。生態系全体が破壊されている。大規模な絶滅がはじまろうとしているのに、話すのはお金のことばかり。永遠の経済成長というおとぎ話ばかり。よくも(How dare you!)」

 

グレタさんは、「How dare you!」を4回繰り返し、

ややヒステリックな語調で、演説を終えました。

 

グレタさんの活動については、全面的な賛同だけでなく、

否定的な意見も多くあります。

彼女の活動は、特定の、ラディカルで政治色の強い、

自然保護団体の支援を受けているという、

政治家の発言が相次いだほか、

アメリカのテレビコメンテーターは、

「彼女は病んでいる」と、繰り返し発言しました(のちに謝罪)。

 

日本でも、

「16歳の考えに世界が振り回されている(橋下徹)」、

「洗脳された子ども(百田直樹)」、

「対人恐怖症と妄想が同居している(高須克弥)」など、

保守系の論客を中心に、かなり手厳しい反応があります。

 

グレタさんは、アスペルガー症候群強迫性障害、場面緘黙商の

診断をうけていることを表明しています。

彼女が障害をもっていることによって、

ある場面では、その発言が過大評価され、

またある場面では、過剰な批判を受けるという現象が起こっています。

 

わたしは、グレタさんの主張に、

同意するか、反対するか、難しい立場ですが、

いまのところ、手放しで絶賛する気にはなりません。

言葉を選ばずいえば、生理的な気味の悪さを感じています。

これが、わたしの偏見によるものなのか、

それとも、政治利用されている可能性や、

彼女の精神的な危うさを、生理的に感じ取っているからなのか、

まだ判断できていません。

 

先日、インドのモディ首相が、2022年までに、

使い捨てプラスチック用品を廃止する宣言をしました。

実行力のある政治家の発言は、非常に重いものであり、

モディ首相の決意は尊敬すべきものだと考えています。

 

言葉が世界を動かす場合があります。

しかし、「言うだけ」のニセモノが、

この世には、イヤになるほど多くいるということも、

半世紀以上生きてきたわたしは、痛いほど知っています。

その意味で、

グレタさんには、「本物」であってほしいという思いはもっています。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。