さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

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フグ調理師への憧れ

よしをです。

フグは、体内に強毒のテトロドトキシンを有していて、
調理をする際には、免許や資格が必要です。

しかし、免許や資格は、他人に提供することを前提にしていて、
自分で食べることについては、規制されていません。
したがって、ときどき自分で釣ってきたフグを捌いて、
中毒になる釣り人が、後を絶ちません。

フグは、種類によって、有毒の部位が異なります。
たとえば、フグの王様トラフグの場合は、
肝臓、卵巣、腸に毒性があります。
調理するには、それらの臓器を傷つけずに取り出す技術が必要で、
シロウトの料理自慢が自分勝手に調理して、
毒を取り切れずに、当たることが、往々にあるのです。

フグ調理に関する資格は、国家資格ではなく、
都道府県単位の条例によって定められていて、
ハードルを厳格にしているところもあれば、
講習に参加するだけで許可しているところもあります。

たとえば、東京都では、「ふぐ調理師免許」の受験資格に、
調理師免許を保有し、フグ調理師の資格を有する者の下で、
フグの取り扱いに2年以上従事した者、という条件があります。
試験は、学科と実技があります。
山形県の場合は、
フグの取り扱いを2年以上経験した者という条件はありますが、
学科と実技のいずれも、テストではなく、講習会を受講すれば、
修了証書を発行し、フグを調理する資格がもらえます。

先述のように、これは国家資格ではなく、都道府県条例なので、
一部には、他県でも、その資格を使えるケースもありますが、
通常は、A県の調理資格をもっている人が、
B県で、フグを調理することは許されていません。

わが地元の場合、受験資格は、
試験の出願日までに、2年以上、フグの処理に従事した者で、
免許を取るためには、やはり、学科試験と実技試験が必要です。

以前、卒サラしたら、フグ料理屋をやってみたいという、
漠然とした夢があったのですが、
前提として、フグ料理屋で2年間、修行しなければならないというのが、
ネックになりました。

この歳になって、料理人として雇ってもらえるところはないかなあ。
もし、わたしを雇ってくれるフグ屋があったら、
昼間は別の仕事をかけもちでやって、夕方から…。
さすがに、それは、体力的に厳しいか(汗)。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。