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コロナウイルスで滅びる可能性

よしをです。
北朝鮮は、新型コロナウイルスの国内での感染拡大をおそれ、
1月28日から、中朝国境を全面的に封鎖しています。
国境の橋だけでなく、平壌と北京などを結ぶ高麗航空の路線や、
国際列車も、全面的にストップしました。

国境封鎖は、はじめての措置ではなく、
北朝鮮政府は、国内の劣悪な衛生環境から、
治療方法が確立していないウイルスが侵入した場合、
対策が難しいとの判断のもと、
2003年のSARS流行と、14年のエボラ出血熱の流行の際にも、
今回同様に、中朝国境封鎖をおこなっています。
しかし、これまでの国境封鎖とは事情が異なるところがあります。
それは、ウイルス汚染が長期間に及ぶ可能性があることです。

交易の90%以上を中国に依存している北朝鮮にとって、
物資の輸入が長期にわたって中断することは、死活問題です。
昨今、当局は、公開処刑を活発化させています。
経済制裁の影響による治安の乱れが顕著になった証拠であるという、
分析がされていますが、
新型ウイルスの流行がおこれば、
さらに、国内に動揺が広がることは避けられません。

昨年春から、最優先で配給を受ける対象であった、
保衛部(秘密警察)や、保安部(警察)への配給が、
滞りがちになっているという情報があります。
もし、この配給システムが崩壊するような事態になれば、
武器を装備する、これらの国家の中枢機関の動揺は計り知れず、
体制を揺るがしかねない状況になる恐れがあります。

先日、北京を訪問した北朝鮮高官は、
2月中旬には、ウイルス問題が落ち着くとの希望的観測のもと、
中朝貿易を再開できると期待していたといいます。
北朝鮮が国境封鎖に持ちこたえられるのは、2月下旬までという、
政府高官の発言も伝わっています。

1月29日、北朝鮮朝鮮労働党機関紙の労働新聞は、
新型ウイルス流行について、
「国家存亡にかかわる重大な政治的問題である」、
という記事を掲載しました。

金正恩は、日本のニュースを見て、世界情報をチェックしています。
今回の「国家存亡の危機」は、
決して、いつものオーバーアクションではないと思います。
国境封鎖はすでに手遅れで、
北朝鮮国内では、感染が拡大しているという噂もあります。
病気で国が亡ぶこともあるのです。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。