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NASAの研究は面白い

よしをです。
地球外生命体、とりわけ、知的生命体を想像する場合、
われわれは、人間型の生物を思い浮かべることが多いですが、
かれらが、地球人の想像の範囲のものであるという、
確証はありません。

むしろ、かれらは、地球人の理解の外にある可能性が高いので、
われわれは、気づくことができないかもしれません。
顕微鏡で捉えられないほどの、微小な存在かもしれないし、
地球上の生命体とは異なる物質で構成されているかもしれません。

地球上の生物は、水素、酸素、窒素、炭素で構成されています。
とくに重要なのは炭素で、
生命の元ともいえるタンパク質を構成するための重要なパーツです。
すべての地球上の生物は、いわば炭素生命体といえるでしょう。

その一方で、地球の90%は、
シリコン(ケイ素)、鉄、マグネシウム、酸素で構成されています。
実際には確認されていませんが、
これらの豊富な元素を中核として、構成されている生物がいても、
不自然ではありません。

NASAの研究者は、シリコンに注目しています。
シリコンはタンパク質によく似た性質をもつ物質で、
タンパク質の代わりに、生物の基本構造になる可能性があります。
しかし、シリコンはタンパク質と比較して、柔軟性を欠くうえ、
地球上のシリコンは、ほとんどが岩石中に固定されているため、
汎用性を欠きます。

シリコン単体ではなく、タンパク質と結合した形で、
生命体の基本として、存在する可能性も検討する必要があります。
NASAアメリカ・カリフォルニア工科大学の研究室が、
バクテリアのタンパク質を、シリコンと結合させ、
シリコンバクテリアを増殖させることに成功しました。
これまで、ほかの研究施設でも、
シリコンとタンパク質の結合には成功していますが、
増殖させた事例は初めてだそうで、
シリコンに命を吹き込んだことに等しい快挙といえます。
今後、増殖させる過程で、タンパク質の割合を減らしていき、
最終的に、シリコン単体のバクテリアが完成すれば、
地球初のシリコン生命体の誕生ということになります。

NASAは面白い研究をしていると感心します。

シリコン生命体がいるかどうかは別として、
わたしも、隕石に付着した生命体が、
地球に到達する可能性について、勝手に想像しています。
南極の氷に閉じ込められた地球外生命体が暴れだす映画、
「遊星からの物体X」も現実感があるように思い出します。
あるいは、地球外生命体が、
地球で独特の進化をしている可能性もあるかもしれません。

科学には、オカルトや宗教がすり寄ってくることが難点です。
矢追純一氏は、
カラスの死骸を見たことがないということに着目して、
死骸が瞬間消滅(対消滅)する説を唱えました。
したがって、カラスは、地球外生命体だというのです。

なんだかな…。
わたしはカラスの死骸など、いくつも見ていますが。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。