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感染拡大の原因は第2波だった

よしをです。
このような事情だろうと、以前から想像していたのですが、
国立感染症研究所の調査により、
日本国内で感染拡大をもたらしているウイルスは、
その変質の分析により、
欧米から流入した可能性が高いことが判明しました。

実際に、日本国内では、3月中旬まで感染拡大は落ち着いていたのです。
このことは、国内の対策には、各処から指摘されるような落ち度はなく、
春節前後に中国からの観光客が持ち込んだウイルスや、
ダイヤモンド・プリンセス号に由来するウイルスの感染爆発を、
なんとか防ぐことができていたことを証明しています。

しかし、3月下旬に様相は一変しました。
3月中旬以降、欧米からの帰国者ラッシュが始まったのです。
それ以降の感染拡大に関して、専門家委員会からは、
3月の三連休(20~22日)における気の緩みが指摘されていますが、
そんな事象は些細なことなのです。
実際のところ、感染源不明とされていた、
3月末から報告されている感染拡大の事象(感染第2波)は、
欧米からの旅行者や帰国者からもたらされたものだったのです。
帰国者の多い、首都圏や大阪での急激な感染拡大が、その証拠です。

個人的な試算によれば、2~3月の期間、海外からの帰国者は、
250万人程度になるようです(国際線の搭乗率から試算)。
このうち、ヨーロッパからの帰還者数までは分析していませんが、
かりに、帰国者全体の0.1%がウイルス感染していたとすると、
この期間に2500人もの感染者が入国していたことになります。

かつて、西欧はペストのパンデミックを克服したという、
もっともらしい話を伝播させた科学者や文化人にも、
大きな責任があると考えていますが、
中国に対する冷ややかな視線に対して、
日本人には、疫病学が発達している欧米は大丈夫だという、
勝手な思い込みがあったと思います。
したがって、ヨーロッパからの帰国者や旅行者に対する、
入国審査や民間の対応は、あまりにも甘く、不用意でした。
たとえば、集団感染の元凶として、バッシングにさらされた、
スペイン帰りの京都産業大学の学生の場合、
行政や大学では、帰国後の立ち寄り調査や、
アルバイトの一時禁止など、必要な対策を一切しなかったため
若者の間で易々とクラスターが発生し、市中拡大してしまいました。

今後の研究で判明すると思いますが、
現在、世界中で感染拡大しているウイルスは、
武漢から欧米に拡散する過程で変異して、おそらく強毒化しており、
感染力や致死力が高まっている可能性があるといわれています。
今後、さらに変質を重ねていく可能性があり、
大変やっかいな性質をもっているのです。
いち早く欧米からの入国を禁止した台湾だけが、
世界で唯一、第2波の感染被害から逃れることができました。

しかし、ようやく、日本国内の感染も落ち着きつつあるように思います。
終息まであと一歩です。
もう少し頑張りましょう。


今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。