さあ来い 卒サラ!          ~悔いのないセカンドライフを目指して~

起業とか資格とか。趣味や思い出話など いろいろランダムに

換金されない宝くじ

 

よしをです。

 

わたしは、年5回のジャンボ宝くじは大体買っています。

いつか大当たりが出れば、その瞬間に卒サラする予定ですが(笑)。

 

わたしは、300円の配当でも、必ず換金していますが、

世の中には、モッタイナイことをする方が多いらしく、

少額配当は、換金されない方が多いのだそうです。

しかし、300円が積もり積もれば、最終的には、莫大な金額になります。

 

一方で、高額配当についても、換金されないくじがあるといいます。

古い情報ですが、2015年の年末ジャンボでは、

1億円以上の当たりくじ7本が、未換金になったということです。

モッタイナイ、モッタイナイ。

 

今年の場合は、

第728回全国自治宝くじ2017年のハロウィンジャンボ)⇒2本

第731回全国自治宝くじ2017年の年末ジャンボ)⇒3本

第737回全国自治宝くじ(バレンタインジャンボ)⇒1本

 第743回全国自治宝くじドリームジャンボ)⇒3本

第754回全国自治宝くじサマージャンボ)⇒16本

 

1億円以上の、まだ換金されていない当たりくじの一覧です。

宝くじは、支払い開始から1年以内でないと換金ができません。

昨年のハロウィンジャンボは、今年の11月13日が引換期限です。

 

買ったことを忘れる、なくしたなど、理由は様々でしょうが、

もし手元にあるなら、急いで確認を~。

換金しないなら、わたしにください~。

 

さて、宝くじの収益はどうなるかといえば、

当選者(46%)、地方自治体(40%)、みずほ銀行(14%)に分配されます。

時効当選金については、

過去5年間のデータでは、160~180億円にもなるそうですが、

全国都道府県と、20の指定都市に分配されるとのことです。

みずほ銀行の収益にはならないようで、

それだけは納得できるかなと。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

キャッシュレス決済

 

よしをです。

 

来年10月の、消費税引き上げにともなう経済対策として、

商店などでの、クレジットカードなどで決済した買い物に対して、

2%のポイント還元をおこない、

次回の買い物で使用できるというプランが発表されました。

金融業界は、キャッシュレス化に弾みがつくとして、

歓迎しているというのですが…。

 

「誰が得をする制度なんですか、これ?」

 

①カードをもたない高齢者や、カードをもてない貧困者への対策

②商店などが、決済端末を導入する費用負担に関して

③商店などが、決済ごとにカード会社に支払う手数料負担に関して

 

②と③は、政府が費用を補助する方向だというのですが、

その経費も、もちろん税金で賄われます。

 

銀行にとって、ATM機器の維持経費は莫大です。

キャッシュレス化をすすめて、世の中から現金の使用が減れば、

金融機関は、ATMの台数を大幅に削減できます。

(現金)⇒(カード決済)がすすむことによって、

ユーザーへのサービス料を、税金で賄えるわけですから、

結局、一番喜ぶのは金融機関です。

 

たとえば、みずほ銀行では、

キャッシュレス化がすすめば、

現金を取り扱う人件費や、端末台数の削減によって、

年間4兆円程度が、削減できると試算しています。

ポイント制は、減税政策といえば、聞こえはいいですが、

実際は、単なる金融機関への優遇措置にすぎないのです。

 

「中国などでも、キャッシュレス化が急速にすすんでいる」という、

評論家がいます。

 

「日本は遅れている」とでも、いいたいのでしょうが、

かの国で、キャッシュレス化がすすんだ理由は、

金融の近代化などではなく、

単に、偽札が多いので、現金に信頼性がないというだけのことなのです。

ドル紙幣なども、同様に、大量の偽札がつくられています。

日本の紙幣は精巧につくられていて、ほとんど偽造の危険がありません。

したがって、日本人の、現金に対する信頼度は、各段に高く、

多くの人は、カードの偽造や、不正使用の可能性のほうが、

圧倒的に危険度が高い、と考えています。

 

50代の「よしを」としては、

現金に対する信頼は圧倒的に高く、

どうしてもカードで決済しなければならない場面以外には、

クレジットカードは一切使いません。

(それこそ、ポイントなどですごく損をしていると指摘されますが…)

 

政府の方針として、

キャッシュレス化をすすめるのであれば、

せめて、電子的な不正がおこなわれにくい仕組みづくりを

最大のテーマとしてほしいと思います。

また、以前も指摘しましたが、

生活保護者には現金ではなく、カードを支給し、

不正受給や、ギャンブルなどの冗費の削減に努めるべきでしょう。

 

付け焼刃的な、消費税の減税措置については、怒りを覚えます。

これも、以前、ブログでお伝えしていますが、

消費税は、個人の収入と関係なく、平等に徴収するべきであって、

食料良品なども含め、すべての消費に関して、課税すればよく、

特定品目への減税措置など、全く必要ありません。

 

今回のポイント制プランなどは、愚の骨頂です。

有権者への点数稼ぎのために、

中途半端で無駄な経費は、使ってほしくありません。

 

 

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タトゥーの扱い

 よしをです。

 

日本では、縄文時代から刺青を入れる慣習があったようです。

本来は、部族の装飾や、護符などを意味するものだったと思われます。

しかし、時代が下がり、

罪人の顔や腕などに、刑罰の意味で彫られるようになり、

入れ墨には、忌みの意味合いが定着したと思われます。

日本では、明治になって、入れ墨禁止令が発令されていて、

この時点で、入れ墨が悪であるという印象が完成しました。

 

中国や朝鮮など、東アジア全体でも事情は同じで、

楚漢時代に活躍した、黥布という将軍は、元罪人で、

刑罰として、顔に入れ墨が入れられていたことが記録されています。

 

禁止されているものを、わざわざ施す行為は、アウトローのやることです。

実際に、反社会勢力の人が入れ墨を入れるケースが多く、

温泉施設やゴルフ場など、入れ墨禁止の場所は多くあります。

しかし、伝統的な和彫りのほかにも、

いわゆるタトゥーといわれる、

洋風の入れ墨を入れた人を見かけるようになりました。

タトゥーを入れている、外国の有名スポーツ選手の影響などもあってか、

ひと昔前よりも、入れ墨を入れている人が目立つように思うのです。

 

サッカー選手なんかは、実にひどいですね。

オーストラリアやニュージーランドの、

先住民族のスポーツ選手(ラグビーなど)にみられる、

民族の象徴としてのタトゥーには、個人的にも一定の理解ができるのですが。

 

近年は、外国人観光客が増えました。

タトゥーを入れている外国人の扱いに関して、

観光地を中心に、頭を痛めているといいます。

 

外国では、タトゥーはどう思われているのでしょうか?

オーストラリアやニュージーランド先住民族のように、

文化や伝統の一部を意味するという国も、存在するようです。

たとえば、タイにおいても、護符を意味するといわれていますが、

あるタイ人に聞いたところ、

やはり、かの国でも、タトゥーを入れるのは、

アウトローのやることだという認識があるのだそうです。

アメリカでも、タトゥーを入れていることは、世間体がよくないといいます。

近年、海兵隊や警察組織などでも、

肌が露出する部分に、タトゥーを入れなくする規定をつくる

動きもあるといいます。

また、データの出元は不明ですが、

タトゥーを入れているアメリカのビジネスマンの中で、

4人に1人が、後悔しているという情報もあります。

 

「そもそも、ビジネスマンが、タトゥーはちょっと…(苦笑)」

 

普通の日本人は、入れ墨を入れた人に、本能的な嫌悪感を覚えますし、

入れ墨を入れている人が、反社会勢力である可能性がある限り、

公共の施設などへの出入りを制限するのは、当然だと思います。

日本では、入れ墨に対して、

生理的にも、文化的にも、許容できないのです。

 

日本には、表現の自由がありますから、

入れ墨を規制することは、難しいでしょう。

しかし、そういう人は、プールや温泉や、ゴルフ場には入れませんし、

まともな会社への就職は難しいでしょう。

表立っては、誰も言いませんが、

銀行口座の開設や、住宅ローンについても、

ハンデがあることを自覚すべきでしょう。

入れ墨を入れた人には、それなりの覚悟をもってもらいたいものです。

 

外国人観光客は…、困ったものですね。

温泉旅館に泊まって、タトゥーの入った外国人と一緒の風呂に入るのは、

個人的には、ご勘弁願いたいですが…。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

骨董は祟るか

 

よしをです。

 

骨董品の呪いとか、祟りなどの話は、昔から結構あります。

たとえば、呪いのダイヤモンドとか。

そもそも、骨董というのは、副葬品や、武器など、禍々しいモノが多く、

わたしの蒐集する李朝陶磁などは、

以前紹介した、「暮誌」を代表に、

いくつか、墓から盗掘したものが、含まれていると思われます。

遺骨が詰まっていれば、骨を捨てて、キレイにしてから、

売られたものだったりするのでしょう。

 

強盗に奪われた古い指輪とか、仏像、神像の類も、

どんな呪いがかけられているのか、想像もつきません。

わたしは苦手ですが、

古い人形などは、故人が分身のように遺愛していたなど、

履歴を知ったら、ちょっと後ずさりするようなモノだったりします。

 

そんなわたしなども、

来歴のわからないような器に、

酒を入れて飲んだりしているのですから、

コレクターの異常行動は、普通の方には想像がつきかねるでしょう。

 

わたしのコレクションに、ゾロアスター教の小さな神像があります。

大きさは5センチほどで、時代は、紀元前の作品です。

 

ゾロアスター教は、紀元前6世紀ごろに、ペルシアで興った宗教で、

もっとも古い宗教のひとつであるといわれています。

その教えは、終末に、救世主による最後の審判が下されると説く、

善悪二元論で知られています。

要するに、「北斗の拳」の世界です。

やがて、イスラム教の勃興で、中央アジアからインドなどに逃れ、

遠く中国の唐にも伝播して、流行しました(邪教扱いされましたが)。

今でもインド国内などに、10万人ほどの信徒がいるそうです。

 

ゾロアスター教には、長い迫害の歴史がありますが、

わたしのコレクションにも、そんな苦悩の歴史が…。

確かに、呪いがこめられている可能性は否定できません。

 

モノ自体の呪いはともかく、

もっとあきらかなのは、骨董品は、コレクター自身の精神面に影響を与え、

受けとり方によっては、心を狂わせることがあるということです。

普段、引っ込み思案だった人が、

骨董を目の前にすると、突然ハイになってはしゃいだり、

PCの「お気に入り」や、「履歴」のページが、

すべて、骨董店のブログになってしまうこともあります。

 

さらに、骨董蒐集の病が嵩じると、

「骨」とか、「古」という文字にまで、反応するようになります。

ある日、コレクターが、無意識に、ある建物に引き寄せられました。

ビルの前で正気に戻り、ふと頭を上げると、

「古田接骨院」とあったそうです。

 

わたしの場合、「コーヒーが薫る」というポスターに反応してしまったことも…。

老眼の弊害も加わって、

「薫」と「董」の区別がつかなくなるというわけで(汗)。

 

「おお、怖…」

完全に骨董の祟りですわ、これ。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

 

働き方改革とヒュンダイ自動車

よしをです。

 

働き方改革は、どの企業でも喫緊のテーマで、

わたしが働く会社でも、なかなか頭の痛い課題になっています。

2019年4月から、労働基準法の改定が予定されており、

各企業は、以下の対策を迫られています。

 

長時間労働の是正

②多様で柔軟な働き方の実現

③雇用形態に関わらない、公正な待遇の確保

 

①については、残業時間の制限が、現在よりもさらに厳格化されます。

残業を命じた上司が逮捕される可能性があるなど、

企業の現場には、かなりエキセントリックな伝わり方もしています。

 

③への対策としては、

いわゆる、「同一労働 同一賃金」への対応が必要です。

どの企業でも、

同じ職場で、正社員と派遣社員・アルバイトが机を並べて、

実質、ほぼ同じ内容の仕事をしているのが、普通だと思います。

これが、法改正によって、違法になります。

あるいは、アルバイトにも正社員と同じ待遇をするならOKというのが、

法改正のタテマエです。

 

わが社では、

プロジェクトチームを発足し、対応を検討している段階です。

それにしても、ひとりの電通の女性社員の自殺をきっかけに、

世の中がこれほどまでに急激に変化するとは、

思いもよらないことでした。

 

働く人の生命や、心身の健康の保護をすすめることは、

正しいことだと思います。

しかし、企業が対応を間違えると、

社業全体が破壊されるような事態にもなりかねません。

 

外国のニュースですが、

興味深い記事を見つけたので紹介します。

韓国のヒュンダイ自動車の労使問題です。

 

ヒュンダイ自動車は、労働組合と合意して、

2012年から、非正規社員を正社員として採用しはじめています。

基本的に、非正規社員を全員、正社員化(出向扱い)する予定で、

順次、正社員化をすすめていますが、その経費は莫大です。

ちなみに、ヒュンダイ社員の平均年収は、

トヨタフォルクスワーゲンよりも20%も高いといわれています。

 

どんどん正社員化がすすむ一方で、

ヒュンダイ労組は、さらに会社に次のような要求を出しています。

 

①人材派遣の受け入れは、すべて禁止(仕事が増えれば正規社員採用)

②清掃、警備、施設管理、料理担当まで、すべて正社員化を要求

③元・非正規社員の、出向以前の、正社員の賃金との差額支払いを要求

 

ヒュンダイ自動車の、近年の低迷の理由がわかりました。

最重要市場の中国での販売不振や、度重なるストの影響とともに、

労使間の不協和音が、その大きな原因だったのです。

 

日本であれば、

昭和30~40年代の、かつてのラディカルな労働組合であっても、

会社が危険水域に陥るまで、追い詰めることはありませんでした。

それは、少なくとも、

「自分たちが働く会社が、よい会社であってほしい」という、

労働者の気持ちが、根底にあったからではないでしょうか。

しかし、ヒュンダイの場合は(あるいは韓国においては)、

労働組合は、個人の利益を求めるばかりに、

会社の将来や、存続など、

一切無視しているのではないかとさえ思います。

 

良心のない労働争議は、会社を亡ぼします。

わたしの予想ですが、

10年後には、ヒュンダイ自動車は消滅していると確信します。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

 

飲食店起業の難しさ

 

よしをです。

 

以前、50代で脱サラをし、

飲食店を経営していた人と、話をする機会がありました。

 

「していた」というのは、現在は経営をやめ、

サラリーマンに戻ったという意味です。

その人は、奥さんと2人で、居酒屋を始めました。

店は、それなりに繁盛していたそうですが、

理由があって、3年後に、商売をやめてしまいました。

お店の運営について話を伺うと、以下のような答えが返ってきました。

 

①体力勝負で、休みがまったくなかった

②売上はそこそこあったが、利益があまりなかった

 

それぞれ、詳しく聞きました。

①について

店は、週休1日(月曜日休み)で、営業時間は18時~23時でした。

1日のスケジュールは、

 

午前8:30 起床

午前9:30 自宅を出発

午前10:00 居酒屋にて、店の掃除、仕込みの作業

午後6:00 営業開始

午前0:00 営業終了

午前2:00 片付けや、翌日の準備(一部)

午前2:30 帰宅 

午前3:30 就寝

 

このスケジュールだと、睡眠時間は、1日5時間しかありません。

料理の仕込みについては、

夫婦で交代しながら、お互いに途中で仮眠をとったり、

できるだけ短くするなどの工夫をしていたらしいですが、

食事の時間が不規則になったり、立ち仕事で体が辛かったりで、

奥さんが先に体調を崩してしまいました。

その後、アルバイトがなかなか見つからず、

ご主人がほとんど1人で営業を続けるなど、随分粘ったそうですが、

とうとう、ギブアップせざるを得なくなってしまいました。

 

②について

要するに、利益率が低くなってしまったわけですが、

その大きな原因は、仕入コストです。

大きな店であれば、材料の仕入れも一括になり、値引きがききますが、

個人の店では、そうはいきません。

原材料が1%違っていても、利益は大きく変わります。

しかも、この店では、

目玉商品として、原価の高い料理を提供していたことから、

さらに、収益は下がっていきました。

 

目玉商品は、店の繁盛の一因であり、中止する訳にはいきませんでした。

結局、店がいくら繁盛しても、自分の給料分の利益が出せず、

「何のために、店をやっているのか、わからない状態」になりました。

これが決定打となり、お店を畳むしか、道がなくなってしまったのです。

 

反省の意味を込めた、かれの起業のアドバイスは、

 

・まずは副業、ダブルワークから始めたほうがいい

・初期投資の少ない起業が望ましい(飲食は難しい)

・どうしても飲食業、という場合は、できるだけ手作業でなく、機械を導入する

・客単価を上げる(=客数を抑制する)ことが必要

・家族(夫婦)経営ではなく、自分1人でやれる仕事を選択する

 

かれの知り合いで、趣味が高じて、蕎麦屋をはじめたという人は、

手打ちにこだわって、機械を使用することを拒んだ結果、

腱鞘炎がひどくなって、廃業したということです。

飲食業の難しさを思い知らされるエピソードです。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

養蜂の世界

 

よしをです。

 

最近では、都市養蜂といって、

都会や市街地で養蜂をしているというニュースも耳にしますが、

話題づくりにはなっても、条例による規制などもあり、

ビジネスとして拡大していくことについては限界がありそうです。

 

わたしは、幼少の頃から昆虫に興味があり、

養蜂についても、漠然とした憧れのようなものがありました。

そこで、今回は、養蜂の現状についてリサーチしてみました。

 

趣味の世界は別として、

商業養蜂には、大きく2つの種類があることがわかりました。

 

①移動養蜂

花や農作物の受粉の時期にあわせて、全国各地を移動する養蜂。

ハチミツの収穫自体より、

農家からの受粉代を収入源にしているようです。

昆虫を媒介して、作物に受粉させることを、 ポリネーションといいます。

イチゴ、ナス、メロン、スイカ、サクランボ、レンゲ、リンゴ、ナシ、

キュウリ、ピーマン、カボチャ…。

ミツバチが活躍する場所は、たくさんあります。

なお、ポリネーションには、

ミツバチだけでなく、マルハナバチが使われるケースもあるそうです。

 

②定住養蜂

農場などに定着して、ハチミツを収穫する養蜂。

アカシアやレンゲなど、特定の花の蜜で生育させる。

昔、田舎の田植え前のたんぼに行くと、

一面がレンゲ畑になっていて、

ミツバチが飛び交っていた風景を思い出しました。

 

養蜂に使われるのは、おもに西洋ミツバチです。

ハチミツを効率よく収穫するために、品種改良された種類です。

また、日本固有のミツバチ(日本ミツバチ)も養蜂に使われていますが、

本来、野生種なので、収穫効率は低めで、飼育も難しいということです。

しかし、ハチミツの値段については、

日本ミツバチのほうが圧倒的に高価で、

1キロで1~2万円にもなるそうです。

それだけ、希少価値があるということでしょう。

 

養蜂を始めるための必要な資金ですが、

西洋ミツバチの場合、種蜂といわれる群の購入や、

巣箱やハチミツを収穫する道具など、一式で20万円程度が必要です。

これは、巣箱1個の費用ですから、

ビジネスとして展開するとなると、10~20個所有するケースが多いようで、

200~400万円が必要になる計算です。

当初の予算としては、

予備費も含めて、500万円以上、準備しておいたほうがよさそうです。

 

養蜂のリスクは、気候や、最近とくに問題視されている、

ミツバチの大量失踪などがあります。

生き物相手ですから、病気の心配もあります。

ハチは、集団生活ですので、

病気はあっという間に、巣じゅうに広がります。

 

養蜂ビジネスは、特殊なノウハウも必要で、

充分な情報ではありませんが、費用対効果の面でも、

なかなか厳しいということでした。

ビジネスというよりも、

「ミツバチが好きでやっている」という養蜂家が、多いように思います。

 

ミツバチの天敵は、スズメバチです。

スズメバチは、ハチミツを狙い、幼虫を襲って捕食します。

西洋ミツバチは、スズメバチには全く無力です。

数匹~10匹程度のスズメバチに襲われるだけで、

巣が数時間のうちに全滅してしまうこともあるといいます。

スズメバチが侵入しないように、

巣箱を工夫するなどの方策もあるようですが、

結局は、養蜂家が見つけて、直接、退治するしか方法はありません。

 

しかし、日本ミツバチは、在来種だけあって、

スズメバチに対抗する術をもっています。

 

その戦法は、無数のミツバチがスズメバチを取り囲んで、

体を震わせ、50度近い高温で、蒸し殺すというのです。

もちろん、ミツバチのほうも、ほとんどが高熱で死んでしまうのですが、

スズメバチよりも、わずかに熱に対する耐性が強いため、

蒸し殺すことができるのだそうです。

 

わたしは、以前、NHKの番組で、

日本ミツバチの戦う姿をみて、感動をおぼえました。

奥深い話もたくさんありそうな、養蜂の世界。

ミツバチ養殖に夢中になる人の気持ちがわかる気がしました。

 

 

今回も、このブログを読んでいただき、ありがとうございます。